熊本地震の被災者を元気づけようと昨年につづいて、熊本城二の丸広場に、青森から「ねぶた祭り」がやってくる。大型の灯篭を乗せた山車(だし)の練り歩きとハネトの踊りは、今日午後6時からと明日正午からの2回。
「ねぶた」を見るのはテレビでばかり、「ぜひ本物をみてみたい」といつも思ってはいたものの、昨年9月3日に開かれた「ねぶた」の日は、雨模様で残念だが見物を見合わせた。
熊本市でねぶたを披露するのは、青森で会社を経営する外崎玄さんら有志。
外崎さんら有志は、昨年9月も同広場でねぶたを披露し、約2万人の観衆を喜ばせたが、その経費は約2千万円。協賛金や寄付は約300万円どまりで、残額は外崎さんが自己負担したという。
今年は、巨大なねぶたの輸送費などを捻出するため、インターネットを通じて募るクラウドファンディングを始めたそうだ。
今朝は雲1つない青空の空が広がっている。歳をとるごとに外出する機会がめっきり少なくなった老夫婦。今夕、二の丸広場の「ねぶた」の練り歩きが待ち遠しく、楽しみでならない。昼食は早めに取り、バスでぶらりと街へでかけることとしよう。会場でチャンスがあれば、青森の関係者のかたがたに感謝とお礼の言葉を伝えたい。
(参考) ハネト(跳人)
ねぶたの屋台とともに練り歩く踊りて。花笠をかぶり、たくさんの鈴を身につける。