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衆議院解散と日光東照宮の三猿とお元気三猿

2017-09-29 20:17:16 | 日記
 「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な日光東照宮の「三猿」は、大規模な改修を終え、鮮やかな色彩に蘇り、新たな姿でこの3月にお披露目された。しかし、ネット上では「顔が変わっているように見える」「これでいいの?」「へただ」などと疑問の声があがり、かまびすしく意見が交わされている。
 
 「見ざる、言わざる、聞かざる」は、論語の「礼節を欠くようなことを見てはならない、言ってはならない、聞いてはならない、行ってはならない。」から採られたという。ところがこのフレーズ最近では逆の悪い意味にとられているようだとある。
 
 28日に衆議院が解散された。投票日は10月22日。この解散に、大義はあるのか、疑惑隠しだとすこぶる世論の反応は厳しい。政治には疎い私だが、選挙の結果が気なってしようがない。
 
 1強といわれる第2次安倍内閣の発足から4年が過ぎたが、安倍総理の政治姿勢はどのようなものだったか、わたしなりに考えてみた。
 国会の十分な審議は行わず、憲法違反といわれながらも安保法案を強行採決し、その後も重要法案の強行採決を繰り返した。憲法53条に定める野党議員4分の1以上の臨時国会開催要求は3ヶ月間もたなざらし、やっと開いた28日の臨時国会冒頭で、首相の所信表明演説さえも行わず国会を解散。疑惑のデパート森友・かけ学園問題では、現職官僚も取り込み記憶にないの連発。関係文書を廃棄したと証拠となる資料をすべて隠し。野党から請求のあった関係重要参考人の国会招致をすべて拒否。
 
 まさに今風、悪しき意味の「見ざる、言わざる、聞かざる」を地で行く、総理のしがらみの政治姿勢としか言いようがない。
 
 秩父市の秩父神社には、日光東照宮の三猿と正反対の「よく見て・よく聞いて・よく話す」三猿(お元気三猿と呼ばれる)の彫り物がある。 世の中の正しいことを「よく見よう」「よく聞こう」「よく言おう」という願いがこもっている。
 
 22日の選挙で晴れて議員となられる皆さまには、これからの輝かしい政治の世界で「お元気三猿」に寄り添ってほしいと願っている。