9月23日の「秋分の日」から1日遅れとなったが、夫婦そろって「お彼岸」のお墓参りに出かけた。
お墓は我が家から約10キロほど離れた城山市営墓地にある。お墓にはバスを乗り換えて行く。待ち合わせ時間もあるがお墓の入り口のバス停まで1時間以上はかかる。バスを降りてからもお墓まではかなりの坂を上らなければならない。年寄りにとってこの坂はとても苦になる。こんなときにマイカーがあればと愚痴の1つも言いたくなる。
バスに乗る前にお花を買った。お花屋には色とりどりのきれいなお花が一杯。どんな花にしようかと迷いながら花を選ぶのだが、その場にはなんだか華やかな雰囲気が醸し出されていた。
秋分の日は24節季の1つ。太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる日でもある。また、この日を挟んで前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、極楽浄土があるという真西に太陽が沈むことから、亡くなった人をしのぶ日とされ、この期間に仏様の供養をすることで極楽浄土へ行くことができると、昔から伝えられている。
お墓詣りは供養の1つと、春秋の「彼岸」の日には必ずお墓詣りをしいるが、これからの自分の歳を考えると、ふと、これが最後になるのではと不安がよぎった。