9月9日、北朝鮮の建国記念日を迎える。心配されることは核とミサイル。この日、北朝鮮からなんらかの挑発行為があるのではと日米韓の3国は厳戒態勢を敷いている。なんだか戦争のきな臭い匂いが漂ってくる。
我が家の9月9日は"うちの奥さま”の誕生日。「重陽の節句」「菊の節句」ともいわれ吉祥の目出度い日という。
陰陽思想では、奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる9月9日は重陽と呼ばれ、陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていた。9は1桁の数のうち最大の陽であり特に負担の大きい節句だが、後に「陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事の日」となったと辞書にある。
わがままな亭主に日に3度の食事のお世話と掃除に洗濯。とても感謝しているのだが、形にするのが全く苦手な亭主。お祝いは何にしようといつも悩むのだが、形にするのが全く下手。結局は例年どおり「ハッピーバースディ」の言葉だけになってしまう。
重陽の節句では邪気を払い長寿を願って菊の花を飾り、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝うという。誕生祝いの今夜の食事は、現代風に最高級のワイン(わが家で最高の意)の栓を抜き、夫婦でゆっくりと会話を交わしたい。
その際、小さな声だが「いつもありがとう。ごめんなさいね。」と頭を下げよう。