pattern ; The Orchid Thief Shawlette from Brave New Knits by Ysolda Teague
size ; one size
yarn ; 2 strands of fukaki cashmere 2/23 / cashmere 100% / about 75g - 432m
needle ; 3.9mm (Japanese no.6)
tension ;
date ; from September 24th to October 6th, 2010
話題の新しい本から編みました。
Brave New Knits: 26 Projects and Personalities from the Knitting Blogosphere価格:¥ 2,028(税込)発売日:2010-08-31 |
3つくっついてる葉っぱ模様が素敵だわ~とひとめぼれ。
しかし、糸をなかなか決められませんでした。
指定がソックヤーンで(1カセで編める系のコンセプト)先輩方が編まれているのもソックヤーン。手持ちに無い訳では無いけれど、ソックヤーンって指定のより長いのを用意していないと、巻物では足りない事があるわけですよね。ま、あと色もどんな色で編んだら素敵な葉っぱになるのかよくわからなくて…
結局、困ったときのカシミヤよ、という事で、買いためてあった秘蔵深喜毛織のカシミヤで編みました。
airaベレーに使ったものより少し細めのようです。
巻物デビューDaybreakでカシミヤを使いましたが、やはりあの「首周りの肌触りサイコー」はとても幸せなので。カシミヤから選んでおけば間違いないなというのもあり。
色は、前の記事のカーディガンを編んでいる途中だった事もあり、とりあえずコレにあいそうなもの、ということでこの色にしました。薄いブルーグリーンというのか、青磁みたいな色だなと思っています。
編み始め。
葉っぱ模様が出てくるのが楽しいです。
このパターン、エラーがあるんですよね。それで、ysoldaっちのサイトに訂正のチャートが載っています。
という事は、このチャートを参照に、想像力を最大限に働かせれば、パターン持っていなくても編めるのでは??なんて思わなくはないのですが、私の想像力では無理でした…なんかこの、枝(パターン中ではcolumnという表現ですが)のところで目が増えていくのですが、この増やし方を自分で考えるのは無理、みたいな。といってもここも訂正チャートがあるにはあるので、ショール経験がそれなりにあれば行けるのかも…
編み上がってこんな感じ。
それで、パターン自体も結構簡略化して書かれており(チャートが無いと編めない系)このダイヤ柄から外周の葉っぱ柄に移る所の処理がわからない…というラベ内notes続出事件。といっても英語全部追うと疲れるので、ここに来たら注意すればいいや、と思いつつその問題の86段目に入った訳ですよ。
で、こういう時はあらかじめ一模様毎にマーカー(安全ピンだけど…)を付ければ、編んだりほどいたりを避けられるよね、ということで、チャートの一模様を数えて、マーカーを付けてみるのだけど、なんだか先輩の見た目と違う…てことで先輩のnoteを真面目に読んでみると、枝が絡む部分では、チャートの左上三目一度の所を表目に変える、という事らしいんですわ…で、それが、チャートの下に小さい字で書いてあるだけ…。ふぅ~どうなんでしょうねこの書き方は??不親切じゃないのか??ysoldaっちの熱狂的なファンの殆どは初心者だよね??と思いつつ、編んだりほどいたりする前に無事辻褄が合ってよかったです。だって先輩で10回とかやり直した方居たらしいので…
で、編み終わってから気付いたのですが、このショールの難易度はadvancedでした。でもさ、advancedだからといって、説明がわかりにくくていいとは限らない。advancedってのは、難しい技巧があるって事じゃないのか??
そもそも、本で出版されるパターンにエラーがあるというのが激しく疑問。インターネット環境が整ってない方が買ってしまったらどうなる?ysoldaサイトには、本屋さん、エラーのとこお知らせしてね、と書いてあったけれど、それもどうなのよ、って。
と、色々考えさせられるパターンでした…ま、そんな文句ばっかり言って他人に厳しくしていないで、自分もパターン作るときは頑張らなくては、と思った訳ですが。
そうして、先輩の作品の拡大写真とかまで見まくっているうちに、外周の葉っぱのところの内側に、妙な形のメリヤス編みがあるのがもの凄く気になってきました…それにより、葉っぱの底辺が目立ってない気がして。
ということで、ダイヤ柄の模様を葉っぱゾーンに入っても出来るだけ続けて、更に葉っぱの底辺部分に穴を足しました。
これはこれで奇妙な穴模様のような気もするのですが、遠目にはそう気にならないし、ギリギリまで模様を足したらどうなるんだろう?という好奇心を満たせたので、よかったです。
洗った後の感じ。
今回、特に必要性を感じなかったので、干物にはせずに普通に平干し的に乾かしました。
最初、↑ブロッキング前写真のハート形状態でスチームをあててみたのですが、これで肩にかけてみると、なんだか思ったより長さが足りないと言うか、本の写真の後ろ姿とはほど遠く…もしかするとやや縮揉状態になって縮んだのかもしれません。それで、少しでも長さを稼げるように、ダイヤ柄を延ばす方向に引っ張ってスチームを当てた状態がトップの写真です。
洗った後の拡大図。
カシミヤの風合いが出たのはよかったんですけどね~もうワンサイズ、いや8号針位まで針を上げてもよかったのかも。先輩方ソックヤーンチームはもっと透け感のあるお写真なんですよね…
でもまぁ、編んだので使いますよ。
まずは後ろ姿。
うーん、本の写真はやはりもう少しデプスがありそうですよね。やっぱ、縮んだのか糸が膨らんだのかで目が詰まってるので、落ち感が足りないのかも…と今写真を見直して分析。
前は、こんな感じでブローチで留めた状態です。
葉っぱ部分で急激に目が増えているので、裾が結構ひらひらします。これも落ち感があればそう気にならないのでしょうが、目が詰まっているのでフリルっぽくなってしまいます。
まぁ、それも悪くはないかな、と思っています。
あとは、もうちょっと首に深めに巻いて。
こうすると、ひらひら具合が落ち着いて、またひらひらにより、巻いたのがずり落ちにくくて良い感じです。
拡大図。
首周りがカシミヤのふわふわで、とても幸せでした。
色はどうでしょう。先日のアンゴラサブリナちゃんとバッチリではないでしょうか??
コートなんかのアウターもグレー系が多いので、合うと思います。
それで、
コレ、ブロッキング前に、試着させろとうるさいmaccunに巻いてみたものなのですが…
結構可愛くないですか?
なので、大きめに編んでケープ風に使うというのもいいなぁ、と妄想が広がりました。
そして、巻物の楽しさにどんどんはまっている私…
結局着るものを一生懸命編んでも、なかなか毛糸が減っていかない事に気付きましてね…
だったら小物でも同じじゃないか、使う頻度高いもの編んだ方がいいじゃないか、って。
てことで、編みたいもののジャンルも広がってしまい、ますます編みたいものだらけで日々混迷しています。