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①「レコ室から今晩は」比叡山フリーコンサート

2014年03月04日 | TV・ラジオ・CM・映画

磯前先生の「レコ室から今晩は」は、参加した比叡山フリーコンサートを思いだす、非常に興味深い内容でした。※青字は私のつぶやきです

(司)比叡山ライブ2枚組、これを特集します。磯前先生からバンドの秘話を聴きます。沢田研二の全てをこの一枚で聴いてみよう。

(磯)今日は沢田さんのベスト盤と言える、今聴けないライブ音源を聴いてみましょう。

①「夢の続き」 ジュリー作 ※ジュリーの声が早回ししたような固い細い声になっているのが気になる
(磯)沢田さんの1975年7月20日、スキー場でのコンサートの二枚組です。

(司)磯前さんのリクエストをいただきました、この曲について話してください。

(磯)私は当時中学生でこの曲をラジオで聴きました。加橋さんがシングル盤を出していて、ラジオで7流れたその直後にかかった、沢田さんと加橋さんが続いているんですよ。ジュリーが「追憶」「時の過ぎ行くままに」でピークを迎えた時期に出したものです。美青年、美少年と言われた素晴らしい歌声、ミッキー吉野がバックバンド。音、声共に絶頂期のアルバムです。

(司)スタジオCDになっているが、一切 ライブはCDになっていないのは どうしてですか?比叡山は幻の物。アルバムのジャケットは、ジュリーのピンクのコスチューム、お化粧凄い!コスチュームは孔雀柄ですね。中のポスターがカッコイイ、どう思われましたか?



(※この衣装は早川さんによると、韓国の夏蒲団で作ったそうです。登場したジュリーの化粧の濃さに、ビックリしました。目の上真っ青


(磯)この時彼は「悪魔のようなあいつ」のTVの主演をしていて、「時の過ぎ行くままに」を歌いながら、細身で長髪で、その雰囲気がよく出た。よく裸になっていましたが、メッシュのコスチュームで見た目にも素晴らしい。POPシンガーという感じです。



※メッシュの衣装
(司)ポスターが30x30cmでこの大きさはCDではよくわからない。ファンの顔も素敵。LPはポスター付が大きな魅力です。

②次のリクエストはツーラブサンバディ」ビージーズが作った。
ジュリー「暑いー!」FAN「暑いー!」 (※私も一緒に暑いと叫んでいたのだろう)

(司)レゲエのアレンジですね。75年でレゲエというと、相当尖がっている。
(磯)バックミュージシャンと歌手のコラボ。アレンジに工夫があって沢田研二バンドの素晴らしさが出ている。

(司)太陽を盗んだ男でレゲエが歌われた事がありますね。
(磯)原爆ができた時に、凄い印象的なシーンがあります。

(司)野球を見ながら政府を脅していて、一部検閲がかかって 見られなかった事があった。フクシマ以降に見たい。(※検閲ってほんとですか???)
最後に髪の毛が白くなっていった(※正確には髪が抜けた) ゴジの映画、長谷川和彦は思想がある陽気なアナーキスト。遊びまくっている、沢田じゃないとできないキャラクター、映画で一番好きです。

(磯)凄く映画に感動しまして、沢田研二はなんて空虚な虚無を抱えているんだろう。原爆を持つことで意味を空虚に意味を与える。70年代シラケ世代、PYGで2大ボーカル活躍している時期、シラケ世代の空虚をどう埋めるのか。沢田研二が確立したキャラクター。バックバンドの井上バンドは、青春の空虚さをうまく表現していたと思いますね。

③「残された時間」作詞ジュリー、作曲大野克之
(司)歌詞が凄くいいですね。「考えているより歩き出した方がいい  OH!イエー!急がなくても・・・」 今のシラケ世代の話を聴くと、とてもいいですね。物凄くピンときます。

(磯)沢田さんが凄いのは、大きな目が虚無を映し出す。ただシラケているものを、一生懸命生きて越えて行こうというもの。

(司)随分盛り上がる、お客さんとやりとりがイキイキ。イエー!!写真に多くのお客さんが映っているが。ラジオ聴いている皆さんも、この中にいたんじゃないんですか?手を上げてください。(※ハーイ!!いたいた)




(磯)当時、野外は中津川フォークジャンボリーや、タクローのライブがあった。ジュリーはロックンツアーというツアーをやっていて、非常に画期的なツアーだった。その総決算が比叡山

(司)先々週は、バンドの方向性の違いが、タイガースの解散になっていった。これは音もしっかりしていて、音楽的にも、ロックバンドの一員でボーカルと発言していました。

(磯)化粧は、Ⅾボウイのグラムロックを意識していた。ジュエル・ジュリーのアルバムでも、化粧をしている。ジュリーはバンドの一員として、全面に出るという事。

(※ジュリーはともかく、スタイリストの早川さんは、グラムロックはあくまで、ファッションとしてとらえていると発言していた。)




 

みんなからのコメント コメントする

YUMIちゃん、今晩は~♪
磯前先生のお蔭で、ただ聴いているだけだった曲に
そんな意味があったのか、などいっぱい勉強になりました。
先生の、ジュリーへの尊敬と愛の感じられる解説や考察は、
本当にファンなんだなと、大変に感心し嬉しいです。(^o^)丿
こんばんは!やっと聴きました。
磯前さん、今回も凄く熱く、深く語って下さってて、なるほど~そうなのか~って、感心しきりの私でした。先日貴重映像を観たとこで、比叡山凄かったんやな~って。
ジュリーの歌に対する真面目な姿勢が良くわかったような気がしました。磯前さんのお陰です。
  • YUMI
  • 2014年3月4日
コメント