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②「花・太陽・雨」 レコ室から今晩は

2014年03月05日 | TV・ラジオ・CM・映画

※文章は 決して正確ではありません


「花・太陽・雨」の由来は?
(磯)PYG、スーパーバンドのファーストアルバム。私は聴いて、凄く衝撃を受けました。井上堯之さんが、カミュの異邦人モチーフにして作った。
シラケ世代 喜びの時、笑えない人 自分の空しい人生をどう満たしたらいいのだろう。「花・太陽・雨」という、恋人の愛情が入って 生きる意味を探そうという、非常に肯定的なアルバムです。

(司)「花・太陽・雨」とGSの三題噺のような題名がカミュを反映しているのは、今初めて聞きました。作詞は岸部一徳さんですね、3つくっつけて、文章に繋いで並べるのは特別な作詞法ですね。

(磯)何もない世界に花が咲き、太陽が輝き、乾いた土地に雨が降る。その意味のない世界に「愛」がある。井上さんは生きることが苦しくて空しくて、意味が無かった。
沢田さんは、一生懸命やる、歌もコントもやる。やることに意味を見つけようとする沢田さんに、井上さんはこの歌を歌わせようと思ったらしい。

(司)空っぽの世界に沢田さんや岸部さん、

(磯)井上さんが描いたのは、GSだと救いがある。そこに色が入って雨が降る。これが男には綺麗すぎて嫌、若い女性には凄く嬉しい世界。

(司)スパイダースやテンプターズのキャーキャーいうファンにとっては、PYGは難解ですね。

(磯)これはセールスは30何位で、大コケした。まさに難解過ぎた音だった。

(司)次の世代のニューロックが集まった、日比谷の10円コンサートPYGはブーイングを浴びた。場所がなかった、既に成功している人が100万$バンドを作っても受け入れられなかった。数年後に落ち着いて聴けるようになったのは、時代の変化ですか、気分の違い?

(磯)沢田さんの意地だった。PYGは成功しなかった。あえてヒット曲があるのに「花・太陽・雨」をもってきた。自分のやりたいのはこれ、PYG。タダのアイドルではない、熱い物を感じました。
④「美しすぎて」 ユー アー ソー ビューティフル  トゥー ミー 
(司)歌手として卓越しているのがわかりました。

⑤「叫び」
このアルバムの最後に歌われている「叫び」をリクエストして、この由来をお願いします。

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(磯)アンコールにバンドが引っ込んで、沢田さんが一人だけ出てきて歌う、非常に印象的なシーンです。
「歌を枕に死にたい」沢田さんの覚悟、表現者として歌うことに価値を持たせて、凄い意味をもたせている。見事な弾き語りです、私は一番好きです、ここでしか聴けません。
「振り返ることは好きじゃないから・・・歌いたい自分の為に 歌いたい声が枯れるまで・・・」

(司)ジュリーのギター、僕は初めて聴きました。コンサートのアンコールでこの曲、盛り上がったでしょうね。お客さんもシーンとして聴いています。

(磯)いい歌ですね。これを聴いた時、子供ながら自分も表現できるものを掴みたい。何か意味を見つけ表現していく、子供だから何だかよくわからないけど、そういう事を考えさせてくれた、凄くいい機会になった。他の盤にはない、おそらくこのコンサートの為の曲、ファンへの贈りもの、沢田さんにも特別な時間、大きな道標になったのではないかと思います。

(司)最後に僕達のアンコールとして、紹介してください。

(磯)沢田さんが好きだという井上さんが作った素晴らしい曲「恋は邪魔者」のB面、「遠い
旅」
聴いてください。
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(司)今日はCDになっていない、LPを聴いてみました。ジュリーの全盛期、70年代のポップスの頂点だった。磯前先生の人生を語って下さって、僕が喜んでいます。ところで、磯前先生が井上さんと「遠い旅」を歌ったというのはどういう事ですか??

(磯)井上さんのライブで、この曲を好きだと言ったら、ギターを弾くから唄えといわれました笑)。人前で歌ったとっても恥ずかしい思い出があります。

(司)人生を沢田研二、タイガースに賭けた磯前先生の「世界は僕らを待っていた」の本を読みながら、沢田研二に思いを馳せていただきたいと思います。お便り待ってます(笑)






磯前先生が、いかにジュリーから影響を受け、ジュリーを深く敬愛しているのか、それが先生の仕事の原動力になっているのかが、大変よく分かりました。
この比叡山コンサートに参加した私ですが、ジュリーがどれほどの決意と覚悟を持って 私達の前に登場したのか、今頃になって先生のお蔭で 気がついたような・・・
その時は ただただ、ジュリーの歌声に耳を傾け、拍手していた記憶しかない。結婚によって ファンをやめた人もいたかもしれないけど、このコンサートに参加した人、J友様はラジオで聴かれたそうですが、ジュリーの歌声によって、ジュリーの歌への情熱と真摯な気持ちはよーっく伝わったと思います。結婚と、ジュリーの歌は別物です!




 

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