昨夜の「石橋貴明のたいむとんねる」の録画を見ました。堺さんは先日の番組でも見たばかりで、よくTVに出てますね。
堺さんの父親の堺駿二さんを、私は当時は子供ながら 何とか覚えている世代ですが、堺駿二さんを「当時の日本を代表する」というよりも名脇役と称するのが正しい・・かな。息子のマチャアキさんの方が、親よりもさらに上を行っています。
堺さんはGS時代のジュリーとの出会いを話していました。
石橋=GSとしての人気は何年くらい行くわけ?
堺=スパイダースはいつか急降下するだろう、2~3年後はどうなるの?倍の角度で人気は落ちてくる、違うグループが出てくるんですよ。
後のライバルとの運命的な出会い。
萩原健一、沢田研二
スパイダーズのファンクラブの集いの京都支部に男の子が5人、君たち何?
僕たちファニーズって言います。グループやってんだ
しゃべっていたのが沢田研二で、タイガースの前身
君たちプロになりたいの? なりたいで~す! プロの世界は厳しいぞ!
昇り詰められないぞって 言ってた。
昇り詰められないぞって 言ってた俺たちが一番惨めな思いをした。
俺たちを土足で踏みつけて行った。
マチャアキさんは、笑いにまかせて喋っていますが、これは本心だと思います。私自身が、タイガースがジュリーが登場した途端に、スパイダースの存在を忘れました。(曲は好きだけど、個々のメンバーのファンだったわけではない)
1967年の始め、スパイダースが発表した「夕陽が泣いている」「風が泣いている」それまで聴いたことが無いほど、と~ってもカッコよかった。新しい風、いや嵐のような風が吹きこんで、それまでの価値を吹き飛ばした感があった。
そのカッコよさ新しさに、新たな時代の始まりを感じた小学生の私。それまでの 橋・舟木・西郷の歌謡曲の御三家を スパイダースの楽曲が一気に古臭いものとして 押しのけたような感じがした。(スパイダースのメンバーは嫌だったそうですが)
ところが夏になり、TVに映ったジュリーの白い綺麗な顔 一目見た瞬間からジュリーが大好きになった。ジュリーの登場こそ全く青天の霹靂で、今まで見た事もない、子供心に人を初めて美しいと思った。GSはそれから、若いアイドルが次々に現れて、やっぱり若くて可愛い男の子の方がいい
スパイダースはそれに比べたらおっさんだった・・
土足で踏みつけられたのは、マチャアキさんの自虐ネタだろうけど、実際、スパイダースの楽曲はそれからは印象に残る曲が無い。井上さんと、かまやつさんの2人の番組で流れた曲を、半分も知らなかったことに、つくづくそれを感じました。