行ってきました、ロームシアター京都、いえ沢田会館に
いったいどうしたの?どうなってるの?と、あまりにもハプニング満載の沢田会館でしたが、涙ウルウル・・感動してきました。取りあえず思い出したことだけ・・・
11列左側と見やすい席で、NHKの二階席後方からは ずっとジュリーに近づきました。
まず最初にスルスル降りた大きなスクリーンに映し出される画像が、NHKの時と比べて私からとても近くなりました。やっぱり、後方席で観るのと違うなあと実感しました。J友様は1列目のセンターでしたが、まさに眼の前で繰り広げられるジュリー自身の映像は、随分と迫力があったのでは?
NHKと京都との違い、私はNHKではやっぱりツアーの最初だから、何を歌うのか?とそっちに神経がいっていたんだと思います。今回の方が、1曲1曲にジュリーの人生と、その時の自分の気持ちを重ねながら聴きました。この時にはこんな事があった、この曲がリリースされた時に自分はどう思っていたか、等。お蔭で、ジュリーの気持に自分の想い出を重ねて、最初から涙が滲んでしまい ウルウル・・・
ジュリーの声は、NHKの初めの方が いささかガラっとしていたのと比べると、よく伸びて艶やかで、甘さの中に力強さがあって魅力的です。
ところが、今回最初から時おり歌声がプツっと小さくなったり、途切れました。マイクが悪いのか?それがずーーーっと治らずに、それだけがとても残念でした。若い時は完璧主義で、間違えるとスタッフを叱責していたというジュリー。気になっているだろうな・・と思いながらも、ずーっと音の不調はそのまま好転せずです。
NHKよりも歌声は良かったので残念でした。途中、やっとスタッフが出て来てマイクを交換しました。ジュリー、あれ?と言う感じでマイクの交換に不思議そうな顔をしているように見えました。もしかしてジュリーはマイクの不調に気がついていなかったのでしょうか??気がついていたら、もっと早くに自分から交換させたのかと謎です。
で、マイクの交換をしたにも関わらず やっぱり音の不調は直っていない。マイクじゃないとしたら、スピーカー??とにかく、1974年から40数年LIVEに行っていますが、私には初めての経験でした。それ以外はNHKよりも歌声は素晴らしかった。いえ、それ以外もハプニング満載でした~
途中、スタンドにマイクを挿そうとしてボトッっと落す(笑) これは、マイクを挿して何事も無いように歌いました。
「サムライ」 京都に来る前に大阪で「世界を変えたレコード展」に寄ってきました。その時に、私の目の前で一般人のおばちゃん二人組が、沢田研二「サムライ」の文字を指さして言った言葉に、体がカッと熱くなりました。そのエピソードはまた後程で、今は老いた眼の前のサムライ(ジュリー)の歌う「サムライ」の毅然とした、何物にも侵されないカッコ良さと言ったら・・こういうのを本当にカッコイイというの、これをわからない奴はセンスがないの、これに勝てる奴がいたら出てこい! まさに今回の白眉か?!と思いました。
ところが この先にも心に残る曲が続々で。。。
COCOLO時代、90年代の曲は、当時の私はあんまり聴きこまなかった。だって、ジュリーもこの時代は辛かったろうけど、ファンも同じく辛かったのだ。 でも今日聞いて、その当時と同じフリをするジュリーに心から感動しました名曲やな~ ああ、こんなに年月は経ったけど、今聴けて良かった
NHKホールでは今の日本の状況に余りにもそぐわ過ぎて、心に残った「un democratic love」。でも今日は他の曲が良すぎて それほどでも~っ・・ と、思っていた。その時は。
ところが、歌い終わったジュリーが「熱中症になりました」「何も覚えていない」と言いだして「ちょっと待って、水を飲ませて」と水を飲み・・・改めて、歌詞を復唱してみせる。え?ほんとに大丈夫??心配になっちゃいました。 で、改めてもう一度歌いなおす。お陰で、またもや「un democratic love」はロームシアターにおいても、忘れられない曲になりました。NHKの時とは感じた想いは違いますけどね・・・
カッコよくクルっと空中ターンして、着地しようとしたら何かに足をとられたのか グラついて着地のジュリー。大丈夫?!と心配になりました。その他にも、何故か舞台の床面を気にして 靴で何度もなぞってみせるジュリー。どしたの~??
いや~ ハプニング満載でした。
MCもNHKの時よりも長かったのは、地元京都という事もあるけれど、やはりジュリーも初日の緊張があったのでは?タイガース時代からPYG、ソロへと、かつてのエピソードを話すジュリーは、本当はもっともっと話したかったんじゃないだろうか。もっと話したい、この場にいる満員のファンに今の想いを伝えたい。そんな溢れ出る気持ちを充分に感じられました。
若い時には自分が50年もやっているなんて思わなかった、というジュリーは、こうして信念を曲げずにやってきて、50周年を迎えた自分を褒めてあげたいと、誇らしく思っているに違いない。その気持ちはファンも同じです。50周年LIVEに参加しているという、そのシアワセを存分に感じられた沢田会館でした。
そろそろこの辺で切り上げないと、明日はお仕事なんで おやすみなさい(-_-)zzz
昨夜は、ロームシアターに行く夢をみました。
今宵もジュリーさまの夢が見られるかしらん?若いジュリーでも年寄りジュリーでも、私はどっちも大歓迎よ!おやすみなさい。
続く・・・(予定)
LIVE終了後の沢田会館