齢 62歳にして、2度目の海外山岳トレッキング旅行の話が舞い込んだ。
山岳同好会”ぶなの会”の海外部会として、活動している”JFMA”の主催で、2012年7月6日~7月20日まで二週間の旅程である。
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/72/eaa8e7adb9ed6c01f940832b29eec407.jpg)
天山山脈といっても、中国側からではなく反対側のキルギスタンからのアクセスで、目標最高標高は4527m、実質トレッキングは8日間の行程だ。この話が4月半ばより耳に入り、参考程度に説明会に出席したのが、運の付き、その場で参加を申し込んでしまったのは、短慮というのだろうか?
“キルギスタン” 首都ビシュケク 日本からは直行便は無く“ウズベキスタン”の首都タシケント経由で8時間である。 周辺には”****スタン”という、何ともオリエンタルな香りの国名が溢れている地域である。一般的な海外旅行では、大凡御目に懸かれない地域ではないだろうか。老年期にかかった筆者にとって、二度とないチャンスに思えたのは決して誤りでは無かろうと思うから、短慮非難を排しても参加表明をしたのである。
数回の参加者打合せを重ねて、いよいよ結団式を兼ねた飲み会を過ぎた6月初旬、迂闊にも熱発に見舞われた。2~3日の安静と服薬で回復するだろうとの安直が災いであった。実質2週間も懸かってしまい山行参加を決心したのは出発一週間前の昨日なのである。
大方の装備は既存しているものの3年前のネパール行の経験から不足している物品調達を、足元の定まらない態で昨日一日費やした。本来は先週末にはトレーニング登山で8時間程度の山を歩こうと計画はしたのだが、これではホントにブッツケ本番である。参加メンバーに迷惑が懸からぬ様、肝に命ずるのみである。