3日目は夕方の雨予報を気にしながらの行程である。
梓川を遡り、新島々、沢渡と北アルプス、上高地への入口を横目に、乗鞍下のトンネルを抜けると日本海側の風なのであろう木々の葉の色合いが常緑樹が多いのか緑の色が濃く感じたものである。
最初の寄り道が”飛騨高山”である。
江戸中期から徳川幕府の直轄領として代官所が置かれた町が中心であり春と秋に催される高山祭は有名である。豪華絢爛な山車を曳く京都の祇園祭、と秩父祭を含めた日本三大曳き祭りに数えられる。また、古い町並みの保存がミシュランガイドに取り上げられて外国人旅行者の有力訪問地に挙げられる。
確かに外国人観光客の町と化していた。彼らに交じって街並みの写真を数枚、あとは造り酒屋で地酒を購入し高山ラーメンと飛騨牛コロッケを食して、早々に次の目的地白川郷へと向かった。
白川郷も飛騨高山と同様、或はこれにも増して外国人の波であった。
風景は雪深さを思わせる山村の家並みではあるし、子供の頃から教科書で目にしてきた合掌造りには興味をそそられるのではあるが、あまりの異国の人々の多さの方に圧倒されるばかりであった。
また村内を巡るリムジンバスまで有料であったのには食傷したものである。
村を一望する展望所まで歩けば20分ではあるがチョットした山登りである。村内には一般車の駐車、侵入は出来ないのであるから、老人幼児は乗り合いバスが必須であろうに有料とは・・・??
早々に白川郷を出たのも、天候の悪化傾向から今夜の宿泊場所を再検討する必要からでもある。 当初計画した目的場所は長良川上流域にあるキャンプ場であったが、雨が本降りに変わりキャンプは諦めた。郡上八幡近隣のホテルを携帯検索で探し3日目はホテル投宿となった。