フィヨルド氷河クルーズ ツアー
10日目で、旅も後半である。最終最大イベントの計画である。
"しろくまツアー"に手配してもらった一日ツァーである。アンカレッジから南へ2時間ほど専用バスで走り、鉄道と自動車が共に利用するトンネルを抜けたところにあるウィッテァと云う港町から出港するクルーズだ。 トンネル内は鉄道軌道上をバスが走る、もちろん鉄道列車と交互利用の珍しいトンネルである。 ウィッテアは第二次大戦中に開かれた軍需港で不凍港で有った。今も人口400人位で、大きな一つの高層ビルに町の人口の殆どが住んでいるそうである。凍り付く厳しい冬の季節に耐えるためにインフラを集中して効率化するのであろう。
乗客定員380人の船が、ほぼ満席に成るほどの人気だ。日本人客も10%位は居たであろうか!この規模の船がもう1艘運航していたから、街の人口の2倍の観光客が来ていたことになる。
まず現れたのが、アザラシの群れ
ラッコの親子も見えたのだがシャッターチャンスを逃した
最大の見どころは氷河が海に流れ込み崩落する場面であるが、その瞬間は見られなかった
アザラシ、ラッコ、ウミネコ、白頭鷲は出現したのだが、シャチやクジラなどの海洋生物が?? クジラは既に南の暖かい海へ帰ったのであろう。 ツァーバス運行のガイド兼ドライバーと記念撮影して終了
今回の旅も今日で最終日であり打ち上げを兼ね、ちょっと贅沢にウェストマークホテル内のレストラン Solftice Bar&Grillでの夕食をした。 この一日ツアーで同行した日本人の若い二人を誘って、賑やかな夕食となった。
今回の旅行で、沢山の人のサポートを貰った。殆どが言葉の壁に立ち往生する爺様を見かねて声を掛けてくれた若い人達である。
最初のエアカナダ機内の19才の幼児教育を学んでいるカナダへの留学生、フェアバンクスのB&Bでの森林学を研究に来ている大学研究生、フェアバンクス市内バス中でのネイティブアラスカン教育について勉強に来た東大からの留学生、そして最後の夜のB&Bとツァー同行中サポートしてくれたカリフォルニア大学で未だ一般教養課程中の留学生など、全員19才から25才くらいの若い人たちであった。皆一様に優しく気配りのできる人達であった。 孫とも云える世代の勇躍飛躍している姿を見られて、そして優しく助けてくれる彼らに、世の中まだまだ捨てられたもんじゃないんだと、一人合点した爺様であった。
最終日の彼女とはメル友の約束をして別れたものである。勿論、留学生であるしサポートのお礼を兼ねて、爺様婆様が食事代はご馳走したのである。