さだまさしの本を読んだ作品名は「はかぼんさん」です。さだまさしと言えば言わずと知れたシンガーソングライターで私はグレープ時代からのファンで50年以上も彼の曲を聴いています。若い頃には彼の作品を読んでいますがブログで紹介するのは初めてです。
前置きが長くなってしまいましたが「はかぼんさん」は書名の「はかぼんさん」を含む6話の奇譚集です。推理小説的な要素も含んでいるのであらすじを述べるとネタバレなるのでここでは述べません。一つ言えるとしたら単なる怪談でもミステリー小説でもないこころに染み込んでいく優しい小説です。ノンフィクションか虚構かどうでもいい暖かさがあり読後に心地よい気持ちになりました。