「栄花物語」を読んだ。今回は「新編日本古典文学全集31~33(小学館)」版です。
構成は全40巻を正編30巻と続編10巻で、3冊にもなる長編歴史物語で読破するのに1ヶ月近くかかりました。
内容は宇多天皇の時代の800年代から堀河天皇の1092年までの作者不詳の歴史物語です。とはいえ物語性を重要視するあまり、史実との齟齬を多く有するのことです。
読んでみて、上記の約200年間の歴史がわかりました。作者不詳ですが正編30巻を赤染衛門、続編10巻を出羽弁のほか、周防内侍など複数の女性と見る説があるのことです。。登場人物が多くて天皇系図と藤原氏系図をコピーして参照しながら、現代語訳と原文と註釈を読んだ。感想としては藤原一族の摂関政治の栄華がわかりました。いい悪いは別としてとても内容は面白かったです。なんとなく「源氏物語」の雰囲気もみえて女流文学の投影も感じました。また、当時は天皇が譲位で頻繫に変わったり、必ずしも長男が次の天皇にならない、伝染病の流行や糖尿病で天皇や公家が早世したり、かと言って80歳くらいまで長生きするなどのことがわかり興味深かったです。読み切るのは大変だが摂関政治を知るには絶好の本としてお勧めできます。
構成は全40巻を正編30巻と続編10巻で、3冊にもなる長編歴史物語で読破するのに1ヶ月近くかかりました。
内容は宇多天皇の時代の800年代から堀河天皇の1092年までの作者不詳の歴史物語です。とはいえ物語性を重要視するあまり、史実との齟齬を多く有するのことです。
読んでみて、上記の約200年間の歴史がわかりました。作者不詳ですが正編30巻を赤染衛門、続編10巻を出羽弁のほか、周防内侍など複数の女性と見る説があるのことです。。登場人物が多くて天皇系図と藤原氏系図をコピーして参照しながら、現代語訳と原文と註釈を読んだ。感想としては藤原一族の摂関政治の栄華がわかりました。いい悪いは別としてとても内容は面白かったです。なんとなく「源氏物語」の雰囲気もみえて女流文学の投影も感じました。また、当時は天皇が譲位で頻繫に変わったり、必ずしも長男が次の天皇にならない、伝染病の流行や糖尿病で天皇や公家が早世したり、かと言って80歳くらいまで長生きするなどのことがわかり興味深かったです。読み切るのは大変だが摂関政治を知るには絶好の本としてお勧めできます。
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