神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

映画ウスケボーイズを観て

2018-10-21 12:56:25 | お知らせです!
ずっと観たいと思っていた映画ウスケボーイズ。10月20日土曜に新宿武蔵野館で上映、18時15分の回をweb予約。
私は昼間用事を済ませて、映画館前で旦那さんと待ち合わせでした。

そして、

新宿は5時過ぎにどしゃ降りの大雨
地下通路に入り込んだら、すっごい人で、渋滞?する地下道!久しぶりに人混みに揉まれました。
それでも靴と靴下びっちょり濡れて それでも映画を観ましたワ



渡辺 大 さん演じる岡村が「桔梗が原メルロー」を飲んで静かに驚くところや、茅ヶ岳山麓を見上げながらぶどうの手入れをする姿等々、とても素敵でした

内野謙太さん演じる高山の自宅は長野の設定でしたが、出てきたのは勝沼のくらんぼんワイン!の社屋。
私は気持ちがごっちゃになって、高山=野沢さん(くらんぼんワインの社長)になってました。
野沢さんが欧州品種を垣根で始めた時も、親と喧嘩したのかなぁって思ってました。(今度聞いてみます)


明治時代からワイン醸造を始めた日本人は、当時から「本物のワイン」を造ろうとして失敗しています。
いや、失敗ではなく “受け入れてもらえない” かな。

NHKの朝ドラ・マッサンでもやってましたが、マッサンが本物のウィスキーをやっと造っても、多くの日本人の口には受け入れてもらえなかった。
ワインも同じだったようです

長い間、本格的なワイン醸造では生活していけない、だから甘いワインを “お土産品” として作り生活してきたのです。

そのうちに、
甘いワインで生活して行けるのなら、本格的な難しいワインを苦労して造らなくてもいいだろう、となってしまったのでしょう。


その中で浅井さんがメルシャンという大きな会社にいて、でも桔梗が原にメルローを植えたのは凄いチャレンジャーだと思うし(多分、上司の反対が凄かったでしょうね)成功して良かったです。
無茶を成功させた人だから、出てくる言葉が、人を動かし、心の支えになって行くんですね。


パンフレット買いました!700円でした。

映画はドキュメンタリー本を原作にしていて、映画の内容もほぼ本と同じでした。

25年前、農地を持たない農業経験の無い若者が、欧州品種のぶどうを1から育てて
ワインを造るのは本当にマジで無茶な話です。
超ド級のロマンチスト!まるで夢物語ですが、本当の話なんですよ

彼らの造るワインは、毎年入手困難の超レアワインになってますから、なかなか口にするのは難しいですが、ぜひ飲んでもらいたいです


もし、この映画に続編が作られるとしたら。

欧州品種で造るワインだけでなく、日本の固有品種「甲州」のワインで世界に挑戦している人達の姿を映像化して欲しいと切に願います。。。

NHKスペシャルドラマでもいいな!
今、私の中で誰を誰に演じてもらうか? キャスティング妄想が盛り上がっております



映画を観たあと、やっぱり日本のワインを飲みたくなって新宿2丁目の葡庵さんに行きました!
グラスワインに山梨の甲州が無かったので、ボトルに。なんだかんだ言っても、やっぱり甲州が好き。

シャトージュン樽甲州。自分の名前入りのワインをチョイス!

お店の方が、もしかして映画を観てきたんですか?と聞くので、そうです!と答えたら

小布施ワイナリーのカベルネ・メルロ2016をグラスで出してくれました
このワインは映画の中でモデルになったワイナリーのものです。
他にも映画帰りのお客様がいらっしゃるから、とのことですが、ラッキー です!

ある意味で、地味な映画ですからヒットしなさそう ですが、
海外の映画賞は幾つも受賞しています。
と、いうことは海外の人達が観る可能性が高く、日本でも欧州品種のワインを造っている!と知ってもらうキッカケになればいいなぁと思います。

気になったら是非、観に行ってください!新宿武蔵野館です



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする