サイクリング・ブルース忌野 清志郎小学館このアイテムの詳細を見る |
市立図書館で見つけ読んでいる。
「自転車はブルースだ。走る道すべてにブルースがあふれている。」といわれればなるほどと思う。確かにrockでもヒップホップでも、演歌でもない。(レーシーに走るとrockするのかもしれんが。スポルティフで優雅に走るとクラッシクか。)やっぱりブルースだな。といっても、ブルースのCDはスティーブ レイボーンと三大キング(1枚づづ)しかもっていないが...
自転車をこぐというきわめて単調な作業なのに、風、温度、匂い、光、路面のでこぼこ、登り下り、景色等々といろんな要素が絡んでくるのは、まさにスリーコード+ペンタトニックスケール+シャッフルの単純な形からいろんな曲が生まれるというブルースそっくりであると思う。
「勝ち負けとか場所とか、そういうことには興味なくて、ただ、気持ちいい道を、できるだけ遠くまで走れれば、それで良かった。」というのにも共感できる。ぼくの場合は、場所にも多少色気があるのだが、大事なところは遠くまで気持ちよく走ることである。
「いくらがんばっても、世間の評価とかはそう簡単についてこない。そんな経験を僕なんかはずっとしてきたから、そういう価値観にしばられたくない。なによりも大事なことは、自己満足。自分の走りに納得できればそれでいい。」なんかカッコ良すぎるの気もするが、中年ライダーキヨシローの素顔のつぶやきのとするとなかなかいい。
「そして、今度生まれ変わったら、サラリーマンになって、毎日決まった時間に通勤してみたい。もちろん、毎日毎日、自転車に乗って。」....サラリーマンのツーキニストがキヨシローの憧れか。これは驚きである。サラリーマンローディーの皆さん、われわれは人もうらやむ存在なのです。
ぜひご一読ください。
この本のなかで、キヨシロー愛用品でデマルキのイタリアンホームジャケットというのが紹介されていた・
ツーリングにも普段のちょっとしたポタリングにも使えそうであるし、なんせ着心地がよさそうで、かなり欲しくなった。でも2万以上するんだよね。
今、欲しいものはこれに加え、ゴアテックスのレインウエア、iPODのハードディスクのやつ(iPOD nano 2GBは先日、酔っ払ってなくしました。)。こんなかでは、デマルキ株上昇中。