明日香シリーズを先に出してしまったので、あわやお蔵入りになるはずだった京都府立植物園の花たち。
前の台風21号の爪あとを見に行ったときに、健気に咲いている花を沢山みました。
先週末は台風24号のせいで外出できなかったので、遅ればせながらこれらの花をご紹介します。
「台風きいひんかったら、出さはらへんつもりやったんでしょ」
「ごめんごめん、すねんと、お顔見せてね」
花たちの許可も得たので、初日の今日はキツネノマゴ科特集。
特に、イセハナビの仲間たち+αです。
特に断らない限り、撮影日は2018年9月17日です。
まずはイセハナビ (キツネノマゴ科イセハナビ属)

肉眼では白っぽく見えますが、淡い紫色の花です。
名前から、てっきり伊勢で見つかった花かと思いましたが、実際には中国原産。
学名はStrobilanthes japonica といい、なぜかjaponica(日本)となっています。
全体像はこんな感じ。

植物生態園を進むと沢山現れるこの花。
スズムシバナです。
普通は紫色。

あれ、花の形がイセハナビと似ていますね。
それもそのはず、同じキツネノマゴ科イセハナビ属なんです。
白花もあります。今年は特に個体数が多かったです。

関西以西に自生するそうですが、京都では数が減って、絶滅危惧種に指定されているそう。
ここ生態園では雑草のようにいたるところに増えているのに・・・
こちらはよく似た花ですが、全体的に小さいです。
ユキミバナ。

スズムシバナの変種と言われているそうで、当然同じキツネノマゴ科イセハナビ属。
ところで、イセハナビ属の学名のストロビランテス、どこかで聞いたような・・・
ひょっとして、とマイアルバムを調べてみました。
あったあった!
ストロビランテス・アニソフィルス (キツネノマゴ科イセハナビ属)

(2017/12/23 宇治市植物公園)
写している時は気付きませんでしたが、スズムシバナによく似た花。
あれ、マイアルバムの隣には、同じ属の花がもうひとつ。
ストロビランテス・ハミルトニアナ (キツネノマゴ科イセハナビ属)

(2016/1/7 宇治市植物公園)
花がスマートで一見違いますが、同じ仲間でした。
イセハナビ属は熱帯アジアを中心に非常に多くの種があるそうです。
熱帯アジアの花が多いので、温室にあるのですね。
そういえば・・・キツネノマゴ科は他にも温室に沢山あったな~
別の属なのですが、せっかくなので小さい写真でご紹介~
ツンベルギア・ウォゲリアナ (左)・ツンベルギア・マイコレンシス (右)
どちらも、キツネノマゴ科ヤハズカズラ属。
「かずら」というだけあって、つる性になるそうです。

(2016/1/7 宇治市植物公園・2016/2/4 京都府立植物園)
ディフルゴサ・コロラタ (左)キツネノマゴ科ディフルゴサ属。ジャワ原産で、日本にはあまり普及していないそうです。
ペリストロフェ・ヒッソピフォリア(右) キツネノマゴ科ハグロソウ属。
何かに似てると思ったらハグロソウでした。でも大きさはずーっと大きいです。

(2017/12/23 宇治市植物公園)
最後は、科の名前となっているキツネノマゴ。
キツネノマゴ科キツネノマゴ属。
今の時期から12月頃まで、野山でよく見られます。

(2017/9/23 京都府立植物園)
イセハナビに似た花多いな~から始まって、温室のキツネノマゴ科、最後は元祖キツネノマゴまで、お楽しみいただけたでしょうか。
今度どこかでこの形の花にであったら、「ひょっとして狐のお孫さん?」と思い出してくださいね。
前の台風21号の爪あとを見に行ったときに、健気に咲いている花を沢山みました。
先週末は台風24号のせいで外出できなかったので、遅ればせながらこれらの花をご紹介します。
「台風きいひんかったら、出さはらへんつもりやったんでしょ」
「ごめんごめん、すねんと、お顔見せてね」
花たちの許可も得たので、初日の今日はキツネノマゴ科特集。
特に、イセハナビの仲間たち+αです。
特に断らない限り、撮影日は2018年9月17日です。
まずはイセハナビ (キツネノマゴ科イセハナビ属)

肉眼では白っぽく見えますが、淡い紫色の花です。
名前から、てっきり伊勢で見つかった花かと思いましたが、実際には中国原産。
学名はStrobilanthes japonica といい、なぜかjaponica(日本)となっています。
全体像はこんな感じ。

植物生態園を進むと沢山現れるこの花。
スズムシバナです。
普通は紫色。

あれ、花の形がイセハナビと似ていますね。
それもそのはず、同じキツネノマゴ科イセハナビ属なんです。
白花もあります。今年は特に個体数が多かったです。

関西以西に自生するそうですが、京都では数が減って、絶滅危惧種に指定されているそう。
ここ生態園では雑草のようにいたるところに増えているのに・・・
こちらはよく似た花ですが、全体的に小さいです。
ユキミバナ。

スズムシバナの変種と言われているそうで、当然同じキツネノマゴ科イセハナビ属。
ところで、イセハナビ属の学名のストロビランテス、どこかで聞いたような・・・
ひょっとして、とマイアルバムを調べてみました。
あったあった!
ストロビランテス・アニソフィルス (キツネノマゴ科イセハナビ属)

(2017/12/23 宇治市植物公園)
写している時は気付きませんでしたが、スズムシバナによく似た花。
あれ、マイアルバムの隣には、同じ属の花がもうひとつ。
ストロビランテス・ハミルトニアナ (キツネノマゴ科イセハナビ属)

(2016/1/7 宇治市植物公園)
花がスマートで一見違いますが、同じ仲間でした。
イセハナビ属は熱帯アジアを中心に非常に多くの種があるそうです。
熱帯アジアの花が多いので、温室にあるのですね。
そういえば・・・キツネノマゴ科は他にも温室に沢山あったな~
別の属なのですが、せっかくなので小さい写真でご紹介~
ツンベルギア・ウォゲリアナ (左)・ツンベルギア・マイコレンシス (右)
どちらも、キツネノマゴ科ヤハズカズラ属。
「かずら」というだけあって、つる性になるそうです。


(2016/1/7 宇治市植物公園・2016/2/4 京都府立植物園)
ディフルゴサ・コロラタ (左)キツネノマゴ科ディフルゴサ属。ジャワ原産で、日本にはあまり普及していないそうです。
ペリストロフェ・ヒッソピフォリア(右) キツネノマゴ科ハグロソウ属。
何かに似てると思ったらハグロソウでした。でも大きさはずーっと大きいです。


(2017/12/23 宇治市植物公園)
最後は、科の名前となっているキツネノマゴ。
キツネノマゴ科キツネノマゴ属。
今の時期から12月頃まで、野山でよく見られます。

(2017/9/23 京都府立植物園)
イセハナビに似た花多いな~から始まって、温室のキツネノマゴ科、最後は元祖キツネノマゴまで、お楽しみいただけたでしょうか。
今度どこかでこの形の花にであったら、「ひょっとして狐のお孫さん?」と思い出してくださいね。