なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

秋の野の花お散歩~ママコノシリヌグイなど

2018-10-08 07:35:38 | 植物
ヒルガオ科の台頭ぶりには圧倒されましたが、他にも秋の野の花が沢山咲いていました。
そんなお花たちを少しずつ出していくつもりでしたが、昨日行った京都府立植物園の花の多さに方針変更。
宇治の野の花、どどっと全部出してしまいましょう!
どれもお馴染みさんばかり。
気軽にお散歩気分で眺めてくださいませ~

イヌタデ(タデ科イヌタデ属)
どこにでもいるお馴染みさん。
赤飯に例えて、別名「アカノマンマ」。
「イヌ」の名は、ヤナギタデと違い、辛みがないので「役に立たない」という例の失礼な命名。
でも、多数の種を擁する、イヌタデ属代表として、見たことがない人がいない花です。




コセンダングサ(キク科センダングサ属)
北米原産の帰化植物で、どこにでも見られます。
種はご存知引っ付き虫で、ニットの服などにくっつくと、かなり厄介です。



キク科らしく、花は筒状花の集合体ですが、良く見ると結構可愛い。

 

同じような場所に咲いているアメリカセンダングサ、よく似ていますが総苞が長く、花の周りを取り囲んでいるのが特徴。
京都府立植物園で見かけたので、ご参考まで。




センニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属)
今年は台風や天候不順で最盛期を見逃しましたが、少しだけ残っていました。
例年は、それこそノアサガオ並みにびっしり咲くのですが・・・
名前の由来は、花の後の髭を仙人に例えたもの。毒があるので「ウマクワズ」の別名もあるらしいです。




セイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属)
そろそろ蕾が黄色くなってきました。
北米原産で、元はといえば茶花として輸入されたとか!
一時大繁殖して花粉症の原因と間違われていましたが、今は誤解も解け、数も適度に減って、他の植物と共存共栄しています。
ススキとセイタカアワダチソウのコラボなど、結構風情がありますが、今回のバックコーラスはセイバンモロコシ。




キンエノコロ(イネ科エノコログサ属)
エノコログサの金髪バージョン。
ところで、エノコログサはキビの仲間なので結構美味しい・・・
と聞いたので、自宅に生えていたエノコログサを収穫して、食べてみることにしました。
食べたらお味をレポートしますので、期待しないで待っていてくださいね。




ジュズダマ(イネ科ジュズダマ属)
子供の頃、ジュズダマの実に糸を通してネックレスやブレスレットにして遊んだ人もいるのでは。
実と言いましたが、これは苞葉の鞘が変化したものだそうで、ものすごく堅いです。
ご存知ハトムギはジュズダマの栽培品種。




ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)
ちょっと前まであちこちで群生がみられましたが、少し下火になってきました。
ここのツユクサは二階建てが多くて、ちょっと面白い光景でしたよ。




ヒメジョオン(キク科ムカシヨモギ属)
いつでも、どこでも、みられるヒメジョオン~♪
(疲れてきた)




イモカタバミ(カタバミ科カタバミ属)
可愛い花ですが、繁殖力が強く、あちこちで野生化しています。
ヤマトシジミが蜜を吸っている・・・のではなく休んでいました。




ラストはお待ちかね!
ママコノシリヌグイ(タデ科イヌタデ属)
田んぼの脇に毎年群生が見られます。
今年は天候不順なので心配していましたが、見に行くと例年より沢山咲いていました!



 


というわけで、イヌタデで始まり、イヌタデ属で終わる、お散歩で見かけた花たちでした。
並べ方、じつは見た順番です。
知らず知らずの間に、お散歩にお付き合いいただいていました^^







コメント (14)
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