元気が出る黄色いキク科～宇治川10月散歩（2）

いらっしゃいませ。
ようこそ、宇治川へ！



鮮やかな黄色で出迎えてくれたのは、セイタカアワダチソウ。
キク科アキノキリンソウ属。
ご先祖様は、昔切花用に北米から連れてこられたそうです。
沢山の花には、沢山の虫が群がって、沢山の綿毛のついた種を作り、風に乗ってあちこちに移動しました。



一時期は増えて日本中が黄色くなるほど増えたそうです。
その頃は、セイタカアワダチソウのせいでアレルギーが増えただの、ススキが消えただの散々な言われようでしたが・・・
今は落ち着き、ススキとも共存しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
今ではすっかり秋を代表する光景に・・・



コセンダングサに混じって、淡いクリーム色の花を沢山つけていたのがこちら、アキノノゲシです。
キク科アキノノゲシ属の在来種。
前にも書きましたが、トゲヂシャ、レタス、同じ仲間です。



秋の花の蜜を求めて、虫たちが集まってきていました。



まるで、花と格闘しているみたい。



さあ、行くぞ～



花は優しい雰囲気ですが、株全体はかなり大柄で葉だけのときは、いかにも雑草という感じに見えます。
法面などに群生すると、邪魔にされて刈られることも多い花です。
　　　（クリックすると大きくなります）


上流に行くと、川沿いの山裾にヤクシソウが咲いていました。
キク科オニタビラコ属の在来種です。
オニタビラコの仲間と聞くと納得の姿形です。



11月になると、宇治川ライン（宇治から大津に抜ける川沿いの道路）脇の林縁が黄色くなるほど咲きます。
今はまだこんな感じで、咲き始めです。




いかがでしたか？
昨日ご紹介したセンダングサの仲間もキク科。
川沿いは、元気の出る黄色い花、幸せの黄色い花で一杯です！