なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

湿地ゾーンの初秋の花~ツリフネソウなど

2018-10-04 05:53:48 | 植物
今日も引き続き9月17日に撮った京都府立植物園の花たちです。
植物生態園湿地ゾーンの周りには、例年この時期、沢山の愛らしい花が咲いています。
サクラタデを始めとする湿地の花や、ゲンノショウコ、クロバナヒキオコシなど・・・
それが、台風の影響で見る影もない姿になっていたのはすでにご報告したとおり。

それでも、咲いていた逞しくて美しい花たちの姿をご紹介します。
見慣れた花が多いのでご安心ください^^

ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)



美人姉妹です。
細長い花序に、沢山の帆掛け舟のような形の花がぶら下がるように咲くことからこの名が付きました。
花のつくりを調べてみると、唇型を形作っている3枚が花弁、上のほうの小さめの3枚が萼だそうです。
・・・と言われても、写真ではいまひとつ分かりにくいです。
後ろに伸びる距はくるんと丸まっています。
(キツリフネはそれほど丸まらず、伸びている感じ)
花の中の斑点と黄色い部分は虫を引き寄せるためのマークなのでしょう。

もう一枚。



確かに蕾だけをみるとこれから船がぶら下がるようには見えませんね。
途中経過が写っているので、ほ~という感じ。

ご参考までに「くるんとした距」が分かる写真をどうぞ。


(2016/8/21 六甲高山植物園にて)


白花もありました。
通称、シロツリフネ。

こちらも美人姉妹の正面顔。
下の2枚の花弁がふんわり広がる白いドレスのようです。



少し横から見た様子。
蕾、花、実が全部写っています。




周りにわずかに咲いていた花たち。

こちらは、ナンカイギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)

ほとんどの花が終わっている中で、唯一咲いていました。
近畿南部以西に分布しますが、園芸種の逸出かもしれないそうです。
こちらの花は、蕊美人。




ボタンボウフウ(セリ科)

沖縄の海岸に自生しており、葉が牡丹に似ていることからこの名が付けられたそうです。
典型的なセリ科の花ですが、アップで見るとかなり可愛い♪



もうちょっと情報がないか検索してみます。
なんと、健康食品の情報がわんさか。
別名、長命草のとおり、健康や美容に役立つとしてサプリや青汁として販売されているそうです。
毎年見ていたのに、知らなかった~




ワレモコウがわずかに咲き始めていました。
変わらぬ風情ある姿に和みました。
不思議な形の花ですが、バラ科です。










コメント (16)
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