なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

やっぱりロックガーデン♪~六甲高山植物園2019年8月(5)

2019-09-02 05:22:49 | 植物

まだ8月中旬ネタ(笑)
あと2回だけお付き合いくださいね~

今日は六甲高山植物園のもう一つの見所、ロックガーデンのお花をご紹介。
前にヒマラヤの青いケシを登場させましたが、それもこのロックガーデンに咲いていました。
その時も説明したかもしれませんが、多少山の上とはいえ、暑い関西でなぜ高山植物が咲くか。
その秘密はロックガーデンの土にあるそうです。
ロックガーデンの土は「ロック」(石や砂礫)から成っています。
水はけがとてもいいので、そこに植えられた植物の根は水を求めてどんどん下へ・・・
地表は暑くても、地中は冷たい・・・というわけで、冷涼地の花がクーラーもなしに戸外で咲くことができるそう。

この説明合ってるのかな?
前に、ヒマラヤの青いケシの説明ツアーの先生がそうおっしゃってたと記憶しています。
前置き長すぎですが、花は少ないのでご安心ください(笑)

最初は、明るくて大きなアサマフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)
なんでも、フウロソウの中でも、一番大きい部類らしいです。



ちらっと写っているベンケイソウ科。ヒダカミセバヤ(ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)です。
ちゃんと咲いている株を見つけました。
ロックガーデンは暑すぎて・・・写真が超いい加減なのはご容赦ください。



お次は、高山植物の女王、コマクサ(ケシ科コマクサ属)です。
結構広い場所がコマクサの陣地になっていましたが、咲いていたのはこの一株だけ。
それどころか、葉だけの株もほとんどありません。ちょっと寂しい状態でした。



こちら遠くからでも独特の臭気で気づく、シュロソウ(ユリ科シュロソウ属)。
チョコレート色の花は結構可愛く、目立ちますが、全草が毒だそうです・・



最後は、青空に向かって咲く爽やかな紫色の花、エチゴトラノオ(オオバコ科ルリトラノオ属)。
その名の通り、日本海側の北陸、新潟、東北に咲く、希少な種だそうです。



似た花をどこかで見たことがあるような・・・
これだ! 9月初めに伊吹山で見たルリトラノオです。
本家本元、オオバコ科ルリトラノオ属。少し枝分かれして咲くのが特徴です。
8月終わりに咲くので、最盛期は過ぎたときの写真ですが・・・



まだあったような・・・
同じく伊吹山で7月中旬に見たクガイソウ。
こちらはルリトラノオ属ではなく、クガイソウ属ですが、同じように紫色の蕊蕊しい花が天を衝いて咲きます。



お天気が定まりませんが、写真の青空を見ているだけで少し気持ちが明るくなります。
ロックガーデンにはもっといろいろ咲いていましたが、びっくりするくらい写真撮ってません(笑)
次に行くときはもうちょっとがんばりますね。

最後に、ブナの森のハンモックと、見上げたブナの葉でおくつろぎくださいね~





(あと一回だけつづく)

【撮影:2019年8月17日 六甲高山植物園】
 

コメント (8)
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