長く引き伸ばした京都府立植物園特集もようやく終わり、今日から宇治川上流の光景や、見かけた花たちをご紹介します。
(といっても、もう見に行ってから10日くらい経っていますが・・・)
今回は珍しく午後3時過ぎの出発です。
さすがに9月になると、夕方の気配が早く漂いますね。
コースは平等院前の参道商店街から宇治川沿い。
鵜飼のりば付近には源氏物語の絵が描かれた紙の灯篭が点々と置かれていました。
夜に灯りが点ると綺麗だろうなと思いましたが、その時間までここにいる元気はありませんでした(笑)
先に進みます。雨が降っていない時期だったので、水量はかなり少ないです。
振り返ると、右手の赤い観流橋から宇治ダムの流れが見えています。
奥の方には、朝霧橋、宇治橋、さらには京滋バイパスの防音壁まで少し見えています。
左手に川を見ながら進むと、いつもの場所にノブドウ。少しだけ色づき始めていました。
お隣のアオツヅラフジは、熟すと巨峰のようなのですが、今はどちらかというとマスカット色です。
クズの甘い香りがあちこちから漂ってきています。
とんがり頭の花も沢山ありますが、すでに毛むくじゃらの実になっているものも多数・・・
イタドリの花が咲いていました。
雄株のようでしたので、ここには実がなりません。
川沿いのアカメガシワには、陀羅尼助のような実が沢山生っています。
これが鳥の好物なのですから、あちこちに増えるわけです。
宇治川沿いのどんぐりのなる木はアラカシが主流ですが、ちょっとみなれないどんぐり発見。
この花と実の付き方は・・・シリブカガシです!
今年の春に天ケ瀬ダム近くで初めて見かけ、今回二回目です。
遠目にも白くて目立つこの花。センニンソウです。
今が旬の時期なのでしょうか、川沿いでも山際でもあちこちで見かけました。
言わずと知れたクレマチスの仲間。
毎年数が増えているように思います。
(つづく)
【撮影:2019年9月7日 宇治川上流左岸】