なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

地味だけど面白いノダケなど~京都府立植物園2019年8月末(6)

2019-09-11 05:29:49 | 植物

これまで植物園の美しい花や、癒しの木々を載せてきましたが、今日は再び生態園にもどり、スルーしがちな植物をご紹介。
その中でも、今回まるでロシア人形みたいと思った植物がこちら。
ノダケ(セリ科シシウド属)です。
葉柄にしては膨らみすぎの茎(?)の先から葉が出てきています。



おやおや・・・



どうなってるのか・・・
葉の基部の膨らんだところがぱかっと開き、先はいかにもシシウドのような葉に。
そして、開いたところの根元から別の葉が出てきています。



で、こうなって・・・中からどんどん葉が増えてきます。
なんだか分かったような分からないような・・・
マイアルバムを見ると、10月には暗紫色のシシウドっぽい花が咲くようですが、それはどこから??



見逃しがちですが、引き続き観察が必要ですね。
ネットでも調べてみましたが、花は詳しいのですが葉についてはあまりよく分かりませんでした。

お次はノブキ(キク科ノブキ属)。
葉の感じがフキに似てるからとのことですが・・確かに似ています。
でも花の感じは違う。撮りにくいったらありゃしない。



なんとか花のアップを一枚。よく見ると可愛いですね。
次々実になっていくので、全体を美しくとらえられる写真は難しいです。



で、これが実になると、「とれやすい引っ付き虫になる」との情報が・・・
撮った写真を見直してみると、かろうじてこんな一枚が(ボケボケですが)
確かに小さいトゲがあってひっつきそうですが、ヌスビトハギやイノコヅチなどに比べたら、控えめな感じですね。



お次の地味~ちゃんは、こちらのミヤマイラクサ(イラクサ科ムカゴイラクサ属)です。
若い茎は山菜(アイコ)として利用されるそうですが、痛い棘があるのでちょっと手を出すのはこわい感じです。



雌雄同株で、下の方のもこもこした花が雄花。



上の方の細長くびよーんと伸びる花が雌花です。



最初の写真に戻っていただくと、上下で全然違う花が咲いているので、一本の草に見えませんね・・・
このイラクサ科の下に雄花・上に雌花方式は、カラムシなどでも同じですので、覚えておいてくださいね~

最後はモミジガサのハナゴノスガタで・・・



渋すぎる・・・



花が咲いているときは華やかかと言われると、全然そんなことありません。
こちらも最盛期をとらえるのが難しい花です。
でも来年は頑張ります。

(無謀にもつづく・・・)

  【撮影:2019/8/31 京都府立植物園】
 

コメント (6)
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