これまで植物園の美しい花や、癒しの木々を載せてきましたが、今日は再び生態園にもどり、スルーしがちな植物をご紹介。
その中でも、今回まるでロシア人形みたいと思った植物がこちら。
ノダケ(セリ科シシウド属)です。
葉柄にしては膨らみすぎの茎(?)の先から葉が出てきています。
おやおや・・・
どうなってるのか・・・
葉の基部の膨らんだところがぱかっと開き、先はいかにもシシウドのような葉に。
そして、開いたところの根元から別の葉が出てきています。
で、こうなって・・・中からどんどん葉が増えてきます。
なんだか分かったような分からないような・・・
マイアルバムを見ると、10月には暗紫色のシシウドっぽい花が咲くようですが、それはどこから??
見逃しがちですが、引き続き観察が必要ですね。
ネットでも調べてみましたが、花は詳しいのですが葉についてはあまりよく分かりませんでした。
お次はノブキ(キク科ノブキ属)。
葉の感じがフキに似てるからとのことですが・・確かに似ています。
でも花の感じは違う。撮りにくいったらありゃしない。
なんとか花のアップを一枚。よく見ると可愛いですね。
次々実になっていくので、全体を美しくとらえられる写真は難しいです。
で、これが実になると、「とれやすい引っ付き虫になる」との情報が・・・
撮った写真を見直してみると、かろうじてこんな一枚が(ボケボケですが)
確かに小さいトゲがあってひっつきそうですが、ヌスビトハギやイノコヅチなどに比べたら、控えめな感じですね。
お次の地味~ちゃんは、こちらのミヤマイラクサ(イラクサ科ムカゴイラクサ属)です。
若い茎は山菜(アイコ)として利用されるそうですが、痛い棘があるのでちょっと手を出すのはこわい感じです。
雌雄同株で、下の方のもこもこした花が雄花。
上の方の細長くびよーんと伸びる花が雌花です。
最初の写真に戻っていただくと、上下で全然違う花が咲いているので、一本の草に見えませんね・・・
このイラクサ科の下に雄花・上に雌花方式は、カラムシなどでも同じですので、覚えておいてくださいね~
最後はモミジガサのハナゴノスガタで・・・
渋すぎる・・・
花が咲いているときは華やかかと言われると、全然そんなことありません。
こちらも最盛期をとらえるのが難しい花です。
でも来年は頑張ります。
(無謀にもつづく・・・)
【撮影:2019/8/31 京都府立植物園】