白毫寺を後にして新薬師寺に向かいます。
いかにも古い街道っぽいこの道。
実は山辺の道の一部分。
山辺の道といえば、天理から桜井あたりを思い浮かべますが、この奈良市内に近い春日山までの道程も山辺の道だそうです。
初めて知った・・・
確かに道にはこんな赤い前掛けをした石仏様や、
なぜか石の鉢の上に令和の由来を書いた板が置かれ・・・
突然現れた湿地にはカセンソウや・・
ジュズダマが繁り・・・
自然が街道に溶け込んでいます。
ほどなく新薬師寺に到着!
新薬師寺は天平19年(747年)、聖武天皇の病気平癒を願った光明皇后創建の古刹です。
シンプルなお堂は、奈良特有のおおらかで美しい造りです。
左横の入り口から中に入ります。
取り急ぎ御朱印をいただこうとご朱印帳を差し出すと、なんと「団体の方がこられたので、30分以上かかります。」とのこと。
え~! 実は拝観料を払うときに御朱印もらうかどうか聞かれ、貰うと答えると拝観料とともに支払うシステムになっていたのです。
ということで、キャンセルするわけにもいかず、とりあえず御朱印帳を預け、先に境内を見て回ることにしました。
ところが、さきほどの白毫寺と違い境内は整備され、花など咲いていません。
ということで、本堂の屋根。
お庭と池
ボダイジュですね。
マンリョウの緑の実。
奈良名物、崩れかけた土塀。う~ん、上手く撮れない><
そうこうしているうちに、30分経過。
再度本堂に向かいます。やれやれ、団体さんのお参りも済み、中はひっそりとしています。
無事、御朱印をもらうこともできました。
やっとゆっくり拝観です。
ここ新薬師寺のご本尊は当然薬師如来、その周りを有名な十二神将が取り囲んでいます。
お薬師さんは親しみのあるお目々ぱっちりの下膨れのお顔。私たちの願いを聞き入れてくださりそうな優しそうなお姿です。
奈良~平安初期に作られた国宝。
そして、十二神将はそれぞれの干支の守り神。 厳しく力強いお姿で、薬師如来を信仰する私たちを守ってくださるそうです。
自分だけではなく、身内や友人の干支の神将にろうそくを備えて、健康をお祈りします・・・
清々しい気持ちになって、本堂を後にしました。本堂の横にはまだまだ元気な百日紅が・・・
境内の石仏群。
新薬師寺を後にして、いよいよ本命のかき氷をいただきに、ならまち方面に向かいます。
新薬師寺は意外とならまちに近いようなので、あと少し頑張れば美味しいかき氷に出会えそうです。
もうちょっとやで~とネコちゃんに声を掛けられ・・・
最近売り出し中のネコハギに出会いました。
(つづく)
【撮影:2019年9月14日 奈良市新薬師寺】