この三連休はあいにくのお天気となりましたが、先週はとてもいいお天気でした。
気温も上がりそうだったので、まさにかき氷日和!と張り切って奈良まで出かけることにしました。
大げさにいうほどでもなく、宇治から奈良までは電車のタイミングさえ合えば1時間ほどで到着です。
朝早く出てきてしまったので、いきなりかき氷というのもなんだかな~
というわけで、まずは関西花の寺第十八番札所、白毫寺に行くことにしました。
というのも、ここは萩の寺として有名で、9月中旬から10月にかけて萩の花が見られるということだったから。
前に行ったのはもう30年以上前・・・
ググって行き方を調べると、奈良駅前から奈良交通バス市内循環に乗り、高畑住宅下車、徒歩20分とのこと。
20分か~そこそこの距離ですね。
バス停降りて近くのコンビニで飲み物調達、キバナコスモスに見送られながらせっせと歩き始めました。
横をぶお~んとバスが通り抜けました。
え~バスあるやん!と思って調べたら1日数本しかないレアなバスだったようです。
遠くに見えるなだらかな山が高円山。そのふもとに白毫寺があります。
歩いても歩いても着きません。心配になってGoogleマップで確認するとなんと曲がり角を行き過ぎていました。
戻ってようやく正しい道へ。道標も見えてきました。もうすぐです。
着きました!って、ここからまだ上るようです。
「ながめのよい花の寺」・・・そりゃ上るわけですね。
石段の隙間に生えたウリクサなど撮りながら・・・
ようやく門が見えてきました。
さすが萩の寺!石段の両側はハギがびっしり・・・って咲いてないやん!
少しだけ咲いた花を目いっぱい目立たせながら撮った写真。
門をくぐって拝観料をおさめます。その先もずっと萩、萩、萩。
蕾だけど・・・
それでも上に行くにつれて、少しずつ咲いている花もみられました。
奈良名物、土塀とともに白萩です。
ようやく着きました。爽やかにカエデがお出迎えです。向こうに見えるのが本堂。
本堂は江戸時代の再建ですが、奈良時代の様式を継ぐ造りとのこと。
数多くの仏像は本堂奥の宝蔵に収められ、拝観が可能です。
まずは、ご本尊の阿弥陀如来に手を合わせます。
脇侍の勢至菩薩と観音菩薩は膝をつき、前かがみのお姿。
珍しいなあと思っていたら、これは往生者を浄土に迎えるお姿だそうです。
なんとありがたい・・・
気持ちが安らいだところで、横を見ると、なんと閻魔王と太山王がすごい形相で睨んでおられました。
気づかないうちに悪いことをいっぱいしているに違いない私は、こちらもしっかり拝んで宝蔵を後にしました。
本堂から外を見るとまだまだ鮮やかな百日紅が目に飛び込んできました。
(つづく)
【撮影:2019年9月14日 奈良市高円山白毫寺】