なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

マメ科・ヒルガオ科のつるだらけ~宇治川下流散歩2019年9月(2)

2019-09-29 06:46:13 | 植物

一番見たい景色はもう見てしまった・・・
とはいえ、まだ時間は早いし、目的地の隠元橋までそれほどの距離ではないので1時間もあれば楽勝。
ということで、他の花たちをみながら下流に向けて出発です。
いつの時期もそうですが、特にこの時期目につくのがツル性の植物・・・
その中でも宇治川畔に君臨しているのがマメ科とヒルガオ科です。
まずはマメ科から・・・

今回初めてこんなに繁殖しているのを見かけました。
ツルマメです。マメ科ダイズ属。日本全国に分布します。



ツルが絡まってぐっちゃぐちゃになっていました。

 

もう一つのマメ科は、堤防で一番の勢力を誇っているクズ。
マメ科クズ属で日本全国に分布し、世界中に帰化しています。
クズはこんなに沢山生えてるのに、本くず粉はどうしてあんなに高いのでしょう。
きっと根っこが深いので、収穫してでんぷんを取り出すのが大変なのでしょうね。



甘~い香りですぐに分かります。ちょっとべたつく感じの香りですね。

 

お次は、こちらも最盛期のマメアサガオ。おっと、マメって付いてるけどここからはヒルガオ科です。
北米原産の帰化植物。サツマイモ属です。



ピンクの花もありますが、左岸で見かけたのはなぜか白が主流。蕊が赤紫なのが特徴です。

 

同じくヒルガオ科で最近あちこちで見かけるようになった、アメリカアサガオ。
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、こちらと次のマルバアメリカアサガオも、サツマイモ属です。
葉が普通の観賞用のアサガオみたいに三分裂しているので、最初にみたときは逃げ出したのかと思いましたが、花は小さいです。



少し小さいですが、葉っぱの形のわかる写真がありました。



でもって、よく似ていますがこちらは葉が丸いマルバアメリカアサガオです。
花を見ただけではほとんど区別が付きません。
生えている場所も近く、隣り合っていることすらあります。不思議!


      
こちらも葉の形のわかる写真を・・・



そして昔ながらのヒルガオも綺麗に咲いていました。
花茎にひれがなかったので、ヒルガオだと思います。
こちらはヒルガオ属、日本全国に分布する在来種です。



他にも、河原や堤防にはいろいろなつる植物が見られましたが、今日はこの二つの科に絞ってご紹介。
次回は、下流左岸散歩の最終回です。
さて、何が見られたでしょう?

(つづく)

【撮影:2019年9月16日 宇治川下流左岸】



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする