9月に入り、めっきり涼しく・・・の逆で、昼間は8月末より暑くなってしまいました。
それでも夜にはずっと過ごしやすくなっています。
涼しくなると蚊も活動しやすいのか、最近やたらと刺されるのには困りものですが・・・
それはともかく、今日から京都府立植物園の特集です。
しばらく行ってなかったので、私にしては珍しく週刊植物園で予習。
なんと、もうナンバンギセルが咲いている!
これはきっと他の花も咲いているに違いないと、がっつり花を見るつもりで朝から出かけました。
思いが通じたのか、いつもと違う場所でナンバンギセル発見しました。
ハマウツボ科ナンバンギセル属。
ハマウツボ科といえば寄生植物、このナンバンギセルもイネ科植物(ススキ、イネなど)に寄生して育ちます。
植物園のナンバンギセルは、ススキの根元で栄養を横取りしながら、綺麗に咲いていました。
花がラメ入りのように光って綺麗なのは知っていましたが、この株は萼が赤く模様がオシャレ。
いつもの場所にも沢山生えてきていました。
でもどう見てもさっきの花と萼の色が違いますね。枯れかけているわけではないのですが、黄色みが勝っている種類です。
アップでみてみると、こちらも結構オシャレです。
花冠のフリルも可愛い。
すっかり満足して周りを見回すと、他にもいろいろ♪
一番沢山咲いていたのがキンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)
下から咲き上るようで、すでにミニミニブラシのようになっている実が見られました(左)
結構沢山もしゃもしゃ咲いていて、まだしばらく楽しめそうです(右)。
お隣にはたった一輪残っていたヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)。
この色と、端正な花の形は一目見たら忘れられません。
お向かいの花壇には地味だけど滋味な花、二点。
ひとつはタケニグサ(ケシ科タケニグサ属)
天衝く姿にちょっと感動。花は終わって実になっていました。
その実のアップ写真です。ケシ科のご多分に漏れず毒が含まれているそうです。
折ると、黄色い乳液がでてきますが、それも毒。
黄色い乳液と言えばクサノオウを思い出しますが、一部同じ成分を含んでいるそうです。
実はぱっと見、マメの実みたいですね。
もうひとつ地味どころ。アキカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)です。
花弁がなく、多数の雄蕊があることから、一見沢山のひもがぶら下がっているように見えます。
今日のラストは、アキカラマツの隣あたりに咲いていたボタンボウフウ(セリ科)。
沖縄県与那国島に自生する、効能豊かな野草だそうです。
なぜか虫にも好かれていました。結構可愛いですが、何の虫でしょう。
ハナムグリも・・
とこんな感じで、咲いていた花をご紹介していきます。
端境期かと思っていましたが、結構咲いていましたね~
(つづく)
【撮影:2019/8/31 京都府立植物園】