熊川宿散歩の続きです。
中ノ宿には色々見所がありますが、その一つが「倉見屋 荻野家住宅」です。
主屋、土蔵など問屋の形式を残している熊川で最も古い町家だそうで、国指定重要文化財です。
右の方が切れてしまっているので、写真としてはイマ億ですね・・
もう一つ、こちらは「菱屋」。
独特の朱塗りの建物がひときわ目立っていました。
前の木製の看板によると、「菱屋」は勢馬家の屋号で、街道の繁栄を支えた問屋の一つだそうです。
最盛期には、年間20万駄の荷物を扱い、非常に賑わったとか。
当主は町役人として、町の自治にも貢献していたと書かれていました。
実はこの場所、古民家の佇まいをそのままにリノベーションされ、今はシェアオフィスになっているそうです。
リモートワークの拠点としてもよさそう!
中ノ町の突き当りまでくると、道は国道303号線に行き当たります。
あれ、下ノ町は? あ、あそこに道標があります。
右ではなくて左に曲がるのですね。
城下町特有の造りだそうで、宿場町の途中で道が曲がっていました。
わあ!映画のセットみたいです!
こちらはお宿が並ぶエリアだったようで、お店があまりありません。
なので、観光客もここまで来る人は少なく、ひっそりしていました。
福井の伝統的民家の造りがよく残されているそうです。
下ノ町の突き当りにも駐車場があるので、そこに車を停めて歩いてもいいようですね。
ということで、私も駐車場の手前でUターンして元の道を戻りました。
中ノ町には、結構色々なお店が並んでおり、熊川特産の葛を使ったお菓子もいただくことができます。
ということで、頂きました。葛まんじゅうパフェ!
最近散々クズをブログネタにしていますが、熊川の葛は本物。
江戸時代から熊川の葛は有名だったそうですが、今はたった一軒で作るのみ。
しかも100kgの葛の根から、たった3~5kgの葛粉しか取れないそうです。
なので超レア。
こちらの葛餅、結構リーズナブルなお値段だったので、その熊川産ではないかもしれませんが、
とっても美味しくて、しっかり小腹も満たされました!
最後は紅白のゲンノショウコに見送られて、熊川宿を後にしました。
熊川宿を出た後、若狭八カ寺のひとつ、明通寺に向かいました。
続きは明日!
【撮影:2022/10中旬 福井県若狭町】