熊川宿を出た後、こんどは小浜方面に向かいました。
目的は前回行けなかった八ヵ寺の残りのお寺に行くこと。
今回は棡山明通寺を目指すことにしました。
小浜八カ寺巡りのホームページによると、福井県唯一の国宝の建物のあるお寺とのこと。
創建は806年、歴史の教科書にも出てくる征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷たちの魂を慰めるために願って建立したそうです。
宗派は真言宗、ご本尊は薬師如来(重文)です。
説明はこのくらいで、境内の様子をどうぞご覧ください。
駐車場に車を停め、朱塗りの橋を渡ります。
橋の名前は山号の棡(ゆずり)から来ているようです。
まず見えてきたのが大きな杉の木。
根元が苔むして見事です。
見上げると、首が痛くなるほど。
その横に・・見上げる石段があり、その先に楼門が見えています。
上ります。
楼門です。年季が入って風格があります。
両側には、憤怒の相の仁王様。悪いものは入れそうもないですね。
楼門をくぐると左手にカミヤツデ。大きくて目を引きました。
手水舎で手を清め・・・
拝観受付で御朱印もお願いし、中に入ります。こちら振り返ってみたところ。
苔の中から、黄色いニョロニョロのようなキノコが・・・
突き当りまで行くと、またもや見上げる石段・・・
ひーこら上って、ようやく出会えた国宝の本堂と三重塔!
こちらは本堂で、13世紀半ばに再建されたものです。
中に入ってご住職さんの説明を伺ったあと、内陣の仏様を見せていただきます。
前も思いましたが、若狭のお寺は仏様と参拝者の距離が近いように感じます。
京都市内のお寺が悪いわけではありませんが、なんせ観光客が多すぎて、有名どころはごった返しています・・・
三重塔はこちら。またまた見上げる石段が・・・
がんばって上りましたよ~
中にはお釈迦様と阿弥陀様が安置されているそうです。
塔の高さは22m、双輪は7mとかなりの迫力です。
帰りに池の鯉に餌を・・・美形の錦鯉が沢山!
でもみんなに餌をもらっているのか、あまり食べてくれませんでした。
燈籠には小さな達磨さんが沢山。おみくじかしら。
せっせと石段を下りて拝観入り口までもどると、僧形のタヌキが「ようお参り」と見送ってくれました。
え、違います?こちらにお布施を・・・でしたか。
気付かなくてすみません!
ということで、明通寺を後にしました。
この後色々なお寺を回ってもよかったのですが、行きたいルートがあったので今回は一つだけ。
下道2時間ほどで行けるので、また気軽に行ってみたいと思います。
行きたいルート(行ってきたルート)については、また明日・・・
明通寺客殿前で咲き残っていたタカサゴユリ
【撮影:2022/10中旬 福井県小浜市】