なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

国分寺から鵜の瀬へ~海を求めて若狭旅(2)

2022-11-15 05:30:39 | お出かけ

この日の泊まりは小浜よりかなり東の方に位置する美浜町。
なので、お寺はあと一か所にして、海を見ながらドライブすることにしました。
その一か所のお寺をどこにするか迷いましたが、明通寺からもほど近い国分寺に決定。
ナビを設定するとなんとたったの4キロ。あっという間に到着です。

さて、国分寺と言えば奈良時代、聖武天皇の詔によって全国に建てられたお寺のことです。
その名の通り、当時の国ごとに1つ造ることになっており、こちらの若狭国分寺もその中の一つだそうです。
現在は曹洞宗のお寺となっていますが、周囲には当時の遺跡がのこっており、国の史跡になっています。
お寺の駐車場に車を停めて、本堂と思われる方向に歩いていくと、お寺の方でしょうか、
「先に説明するからこちらに来てくださ~い!」と手を振って合図してくださいました。
拝観者が来るたび、鍵を開けて説明してくださるシステムのようでした。
ちょうど先客がおられたので、一緒にと思われたようです。

最初に薬師堂に案内されて、中の薬師如来を拝ませていただきました。
慌てて行ったので写真は撮り忘れ・・・というより、お堂とは気づかないような造りでした。

こちらは釈迦堂。当時の金堂跡に建てられているそうです。
その名の通りご本尊は釈迦如来。
以前はかやぶきだったそうですが、今は鉄板で屋根が覆われています。



他にも、若狭最大の古墳や当時の伽藍跡が点在し、自由に見て回ることができます。
白いサザンカやキミノセンリョウの実を見ながら古墳の横の道を歩いていくと・・・
 

塔の跡がありました。


時刻はちょうどお昼ごろ。国分寺はこのくらいにして、お昼ご飯にすることに。
お天気も最高だったので、近くのコンビニに寄ってお弁当を買い、鵜の瀬で食べることにしました。
こちら鵜の瀬の入り口。国分寺から10分もかかりません。


で、鵜の瀬って?
小浜市観光ナビによると、
「小浜市に流れる遠敷川(おにゅうがわ)の中流、鵜の瀬。
毎年3月2日に行われる神宮寺の神事「お水送り」で、鵜の瀬より送られる御香水は、
約10日かけて奈良・二月堂の若狭井に湧き出すとされています。」
とあります。ここでのポイントは、「お水送り」。
そうなんです。あの東大寺二月堂のお水取りで汲むお水は、ここ若狭から送られた水だったのです!!

鳥居をくぐると、川辺まで下りることができます。


こちらがお水送りを行う場所。
(「お水送り」のことが詳しく知りたい方は、こちらのおばまナビをご覧ください。
それとも画像検索するだけでも、結構度肝を抜かれますよ。)


神秘的な行事が行われる場所ですが、私は岸辺の手ごろな岩に腰かけておにぎりをパクパク。


上流の方はこのような流れで・・・


下流をみるとこんな感じ。


おや、鳥が飛んできましたよ。
苦心惨憺して撮ったのがこちら。

お~、これがうわさに聞くカワガラスでしょうか。
1枚だけですが、姿が分かる写真が撮れてラッキーです!

対岸に目をやると、おやおや、また何か鳥がいるようです。しかも何羽か・・・
頑張ってシャッターを押し続けましたが、全然撮れません。
なんとか姿が写っていた写真を無理やりトリミングしてみると、クロジでした!
しかもご夫婦で写ってくれました。


人様にお見せできるレベルではありませんが、証拠写真として・・・
おっと、そんなこんなでもう1時。そろそろ宿の方向に向かわなくては。
え~、また海がない!と思われた方、すみません。長くなったので、次回に回すことにしました。
明日にご期待ください!!

【撮影:2022/11/3  小浜市】



コメント (10)
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