なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

憧れのキッコウハグマ~海を求めて若狭旅(1)

2022-11-14 05:41:04 | お出かけ

タイトルを見て、え~また行ったのか!と思われたことでしょう。
はい、また行きました(笑)
これまで2回行きましたが、「海のある奈良」と言いながら、一度も海を見ていませんでした。
そこで、ほぼ4連休となった11月初めに、な~んと一泊で行ってきました!
(「ほぼ」の意味は後程・・・)

行きの経路はいつもと同じ。
かつての鯖街道、国道367号線から国道303号線を通って若狭へ!
最初についたのが・・・




まだ行ってないところ沢山あるのに、また瓜割かい!
これは自分に対するツッコミです。
宇治川をあれだけ歩いていることから分かるように、気に入ると何度も行きたくなる性質。
しかも、こちらは前に林床一面にユキミバナがあった場所。
あの時も「色々咲きそうな場所やな~」と思っていました。
なので、国道27号線で「天徳寺左」の標識をみてついフラフラと・・・

ユキミバナはほぼ終了。わずか数輪を残すのみ。


他は何も咲いていません・・・と思って横の苔むした斜面を見ると・・・
 

お~、この特徴のある細い蕾(閉鎖花?)と六角形のような葉。
間違いありません、どこかに一輪でも咲いていないでしょうか。
ありました!!

キッコウハグマがわずか数輪ですが咲いていました。
とっても可愛いです。

他には・・・

ツルアリドオシの赤い実が見られました。

遠目にも青く見えるあの花は・・・


アキチョウジです。これまで見た花の中で一番色が濃くて綺麗。


滝は前と同じように、来る人にパワーを与えてくれていました。


この辺で次の場所に移動です。
向かったのは明通寺。
え~前も行ってたでしょ。はい、その通りです。
でもどうしても確認したいことがあって、再訪しました。

白いサザンカが咲いていました


少し紅葉も始まっていましたね。


拝観料を払って中へ。
さて、お目当ての花は咲いているでしょうか。
ありました!!!


はい、こちらキッコウハグマです。


キッコウハグマ(キク科モミジハグマ属)は全国の低山の林床などに咲くほんの小さな花です。
前回行った時に、苔の中から茎が伸びているのを確認していました。
結構沢山あったので、咲いているかもと思い、再訪したというわけです。
今回は大当たり!
かなり沢山咲いていました。


キッコウハグマは1つの花のように見えますが、3つの筒状花から出来ています。
筒状花には見えないって?
そうですよね、先が5裂しているので、3×5で花弁が15枚ある花のように見えます。
そして、ピンク色に見えるのが雄蕊筒の中から飛び出している雌蕊です。


テンション爆上がりした割りには、写真がまともに撮れませんでした。
ちなみに、キッコウハグマの蕾は下の写真で緑の針のように見える部分です。
閉鎖花を付けることが多く、その時はこの緑の針は開くことがなく、突然実を付けます。


カエルさんが出てきました。
ツチガエルですね。


もうこれで帰ってもいいくらい満足しましたが、折角来たのでちゃんと参拝はしましたよ~
この間はちゃんと見なかった、三重塔に安置されている仏像も拝んできました。


山は少し紅葉が進み、まだら模様になっていました。


帰りは不動院から・・・途中、山号の由来となったユズリギを見学。
看板だけですが(笑)


明通寺を離れて、次のお寺に向かいました。
続きは明日・・・

【撮影:2022/11/3  若狭路】

コメント (16)
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