やんたん花と実の後編です。
昨日はクイズになっちゃいましたが、今日は普通に読み進んでくださいね~
さて、林道の入り口を入るやいなや、ミカエリソウが全部ハナゴノスガタになっていてガッカリ。
でも紅葉はあるかも!
緩い傾斜ですが、ずっと登りのこの道をせっせと歩いて行きました。
そして・・・
紅葉の欠片もないやんか!!
行った時期が早すぎたのかもしれませんが、それにしても少しは気配くらいあってもいいのに。
仕方ないので、祠とお不動さんに手を合わせ、滝を見ながら速攻Uターン。
帰りもやっぱり何も見つけられません。
唯一あったのが、こちらのアザミ。何アザミかは分からないのですが、日本のアザミです。
林道に日が射してきました。
こちらは杉林ですが、林床のところどころにお茶の木が生えています。
そして、今の時期は花が咲きはじめ。ということでパチリ。
ちょっと、チャの花さん、顔出しすぎ!
ということで帰りも何も見つけられず、再び工事現場の道へ。
砂防のための巨大土嚢が積みあがっている場所が、なんとこんなことに。
ちゃんとは見ていませんが、ススキを中心に沢山の植物がまるで寄せ植えのように・・・
ちなみに一昨年設置された時ははこんな感じで、スッキリしていました。
この土嚢の中身はススキたちがよく育つ土だったんですね。
ところで最近はオギばかり紹介していましたが、こちらは山の中。
生えているのはススキばかりです。
ここでススキのおさらい。
根元から叢生(株立ち)し、穂にはノギ(ぴょろんとした毛)があります。
ノギって?のおさらいですが、こちらの写真で飛び出している毛のようなものがノギです。
このせいで、綿毛になってもオギほどふわふわせず、ガシガシした感触になります。
オギにノギなし、ススキにノギありと覚えておきましょう!
(アブリルさんのパクリです。スミマセンm_ _m)
何もないだろうと思いながら歩いていた時、斜面で赤い実らしきものを発見しました。
遠目にはクコの実のように見えましたが、なんか違います。
水滴が付いて表面のツルツル感がありませんが、近くから見るとこんな感じ。
葉の感じ、実の感じはナス科。
名前が分からず悩んでいる時、フォロアーさんのブログに同じ実が登場しました。
こちら、ハダカホオズキという在来種でした!
袋に入っていないホオズキという意味のようです。なるほど~
それにしても、ものすごい実付きです。
この付近にだけ何本か固まって生えていました。
前にはなかったと思いますが、どこからやってきたのでしょうね~
ということでちょっと気分がアップ。
そうそう、この辺にムラサキシキブやシキミやサンショウの木があったはず・・・
サンショウの実だけが赤く色づいて残っていました!
もう茶色くなって割れ、中の白い種子?が見えているものもあります。
まあハダカホオズキが見られたからいいか、と思いながら駐車場所のやんたん会館まで戻る途中・・・
スズメウリの実が沢山ぶら下がっていました。
カラスウリは赤、キカラスウリは黄色に熟しますが、スズメウリは白く熟します。
少し青みがかってちょっと顔色が悪い人のようです。
写真を撮っていてふと横を見ると、コウヤボウキが咲いているではありませんか。
しかも、斜面一杯に沢山!
こんなに群生して咲いているコウヤボウキは初めて見ました。
(この写真の上下も全部コウヤボウキでしたが、うまく撮れず・・・)
ということで、終わりよければすべてよし。
楽しくやんたん散策を終え、まだ時間が9時半頃だったので、もう一か所回ることにしました。
【撮影:2022/11/6 宇治田原町】