11月も中旬過ぎになると主役は紅葉となり、草花はめっきり少なくなってきます。
今回の宇治市植物公園、そんな花がまだ見られそうなハーブ園からまず回ることにしました。
おっと、ハーブ園に行きつく前、春には見事な花を付けるシダレザクラの下、
沢山のセイヨウタンポポが花を開き、そこに何頭もツマグロヒョウモン♂がひらひら舞っていました。
この時期になると、チョウたちが冬に向けてどうなるのか気になります。
調べてみると、ツマグロヒョウモンは4~11月にかけて4,5回繁殖し、冬は幼虫や蛹で越冬するそうです。
ということは、11月の今、成虫で見られるのは最後ということですね。
そんなツマグロヒョウモンたちは、今の命をつなぐためにせっせと蜜を吸っています。
次の世代につなぐためには♀がいないと・・・ですが、ここではなぜか♂ばかり。
ハーブ園に入ります。
予想どおり、沢山のアフリカンブルーバジルの花が咲いていました。
ここにも結構チョウが来るのですが、今日は不在。
よく見ると雌蕊がピンク色で結構可愛いです。
年中無休、ローズマリーです。
育てやすいと聞き、一本家のプランターに植えてみましたが、鳴かず飛ばず・・・
枯れはしないけれど、元気は今一つという感じです。
ベジタブルガーデンの隅っこ、歩道にはみ出すように咲いているこの花は・・・
な~んと、チコリの花がまだ咲いていました!
というか、ここにチコリが植えられていたことすら知りませんでした。
アキノノゲシを青紫に変換したような花はとても可愛いです。
前に青森旅行に行った時、竜飛岬あたりで沢山野生化しているのをみたことがあります。
(真夏でしたけど)
おや、向こうの方の白い小菊が沢山咲いているあたりに・・・
お~、キタテハじゃあないですか。
ここにはツマグロヒョウモンはおらず、数頭のキタテハが舞い、キクの蜜を吸っていました。
ちなみにこのキク、普通の菊に見えますがコウギク(杭菊)という中国原産の食用ギク。
お茶として飲まれるようですが、食前に飲むと、食後の急激な血糖上昇を抑えるという効果もあるようです。
なんと、マイブームの小浜市で生産されているとか。町おこし通信にも出ていました。
ということでハーブ園を楽しんだ後、四季折々の花を楽しめる花壇は今どうなってるか見てみると・・・
コスモスは終わり、ちょうどハナナの苗を植えたばかりでした。
で、モミジ園に行ったのですが、咲いていたのはツワブキのみ。
今が旬です。
あれ、よく見るとツワブキにキチョウが!
同じ色なので、最初分かりませんでした。
モミジ園を抜け周回の園路に出ました。
そこには色々なキクの仲間が植えられていますが、今咲いているのはダルマギクくらい。
おっと、そこにもキタテハが!
薄紫の花によく似合いますね。
ということで沢山のチョウを楽しみました。
帰る前に、タペストリー見なくっちゃ。
恐竜君、ちょっとお疲れでしょうか。目元が白くなっちゃってますよ~
その時、階段の両側、早くもシクラメンが沢山咲いているのを発見!
こちらのシクラメンは、花後がクルクルと巻いているので、原種系なのでしょう。
毎年いいタイミングで見られないのですが、こんな時期から咲いていたとは・・・
いつもは遅すぎたのですね。
白いシクラメンも。
それにしても、光が当たっているところと、当たっていないところのコントラストが強すぎて・・・
雰囲気だけの写真になっちゃいました。
見ると「スノードロップの新芽が出てきているので踏まないで」の立札が。
ほんとだ!いっぱい緑の芽が出ていました。
よく見ると、なんと気の早いスノードロップが1輪咲いていました!
すっかり気をよくして、最後はバラ園へ。
予想通り、ストロベリーアイスだけが咲いていました。
朝夕気温が低いので、色があざやかです。
はい、これで今回の宇治市植物公園散策は終了~
時間の関係で温室には行けませんでしたが、また寒い雨の日にでも行ってみますね。
今回も散策にお付き合いくださりありがとうございました!
【撮影:2022/11/12 宇治市植物公園】