そもそも今回の特集を「かき氷散歩」としながら、ちっともかき氷が出こない!
という声が奈良南部方面から聞こえてきたような・・・
お待たせしました!
そろそろ気温も上がり、かき氷が恋しい時間帯となりました。
ネコちゃんに激励されながら歩くことしばし、ついにならまちに入りました。
最初に出てきたのが、奈良の有名な酒蔵の春鹿。
利き酒イベントに惹かれてつい入りそうになりましたが、かき氷優先ということで思いとどまりました。
通りには観光人力車が走り、のどかな光景です。
(引っ張ってる人は大変そうですが・・・)
通りをウロウロ歩いていきます。
この辺でおやっと思いました。ならまちって、そのへんにかき氷やさんが沢山あるんじゃなかったの!?
途中には、歴史ありそうな薬屋さん。
入場無料のならまち資料館。
ちなみに吉祥堂と書かれた看板の下にぶら下がっている赤い物体は、「身代わり申」。
資料館のHPによると、「「庚申(こうしん)さん」のお使いの申をかたどったお守りで、魔除けを意味し、
家の中に災難が入ってこないように吊るしている。災いを代わりに受けてくださることから「身代り申」と
よばれている。」とのこと。
手作りの身代わり申は結構なお値段ですが、キーホルダーは手ごろなので、結構な人が手に取っていました。
いくら歩いてもかき氷屋さんぽいところがない・・・
庶民的な食堂に「かき氷あります」と書かれていても、ちょっと普通っぽすぎて残念な気が・・・
あれ、ついに猿沢の池に出てしまいました。
仕方なく文明の利器を頼ることに・・・
「かき氷、ならまち」でググって、一番近い氷屋さんを探します。
暑くなってきて、人も増えてきました。
おっと、この近くにありそうです♪
ここだ! 和菓子屋さんが経営するお店に、入る前から期待が高まります。
店舗の二階にある喫茶室は畳敷きで、膝の悪い私にはちょっと辛かったけど、空いていて助かりました。
ここでいただいたのが、「黒蜜きなこ、わらび餅と刻みくるみ入り」という和風かき氷です。
んま~い^^v
とっても軽く、そのくせ中に入っているクルミがアクセントとなり、わらび餅で腹持ちもよく・・・
と、いいこと尽くめでした。
ちなみにこのお店の名は「春日庵」。「奈良かき氷ガイド」にもランキングにも入っている名店です。
1階の和菓子屋さんの銘菓、さつま焼はとてもおいしいそうです。
(二階の喫茶ではお茶とともに出来立てを注文することができるそうです)
前には、かき氷3杯なんてありえない!って思っていましたが、少なくとも2杯は食べられそう。
ちなみに、奈良には「氷室神社」という全国でも珍しい氷の神様を祀る神社があり、その縁で奈良がかき氷の聖地となったとのこと。
平安時代には氷室で保存された氷を使って貴族がかき氷を食べたというのですから、とんでもなく贅沢な話ですよね。
<オマケ>
かき氷屋さんを探し回っているときに、ここならまちには社寺が多いな~と思いました。
名前だけですが、ご紹介します。
左から順に、正覚寺、十念寺、阿弥陀寺、陰陽道ゆかりの霊符神社、西光院、
聖光寺、安養寺、中将姫誕生霊地(誕生寺)、称名寺
もらったマップにはまだ他にもお寺や神社があるようです。
ゆっくり回ると楽しいので、ぜひどうぞ!
(つづく)
【撮影:2019年9月14日 ならまち】
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