今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

今年も夏バテ? ~消息絶ったキジロ~

2024年07月20日 | ハチ(キジロ)
キジロが姿を見せなくなりました。今日でもう4日目です。事故?それとも事件?
いや、このところ空け日が多かったのです。そう言えば昨年の夏もそうだった。
一昨年までの夏は休むどころか2回以上来る日が多かったのに。
尋常じゃない近年の夏の暑さに原因がありそうだ。
   ※キジロが食べに来なかった日数
   一昨年 6月0日、7月0日、8月1日、9月1日
   昨年  6月0日、7月1日、8月9日、9月6日
   今年  6月8日、7月7日(19日まで)

5月頃までは皆勤賞だったキジロ

昨年は8月末から9月初めにかけて、10日のうち8日来ないことがあった。
あの時はさすがに他にいい場所見つけたかと思ったけど、暑さが収まれば何気ない顔していつも通りにやって来た。
今年の夏は早い。庭の温度計は6月から猛暑日熱帯夜を記録し、7月は連日連夜だ。
わが家の裏手は通り抜けできる屋根付の囲いがあるので、冬はいいけど夏は大変。
北側とは言え東西から日が当たるし、風のない日などたまったもんじゃない。
猛暑の日に裏手の気温をチェックしたら40℃を越えていました。

特に勝手口たたきの表面はコンクリートなので暑い。
キジロももう6才だし、徐々に暑さに弱くなってきているようだ。
先日の夜は勝手口下にはいなかったが、よく見たらフェンス際に寝そべっていた。
その場所にはコンニャクが生えていて、日暮れ時に水を撒いたので少しは涼しいか。
いつも通りウェット、カリカリと水を出したけど結局食べずに消えてしまった。
無事を報せにでも来たのだろうか。
食べるときはガツガツ食べるので、体調が悪いということではなさそうだけど。

雨の日は家裏で雨宿りすることが多かった

猛暑の日はどこか風通しのいい物陰でじっと耐えているのに違いない。
ノラの生活は自由気ままと言うけれど、昨今の暑さではそれもままならない。
地域全体がサウナのようになって逃げ場がない。しかも夜も気温が下がらない。
もっとも大変なのはキジロだけじゃないけど。
予報によれば、来週はもっとひどい殺人的な猛暑になる予想。
さてキジロ、どうするか。このままでは行き倒れなんてことになりかねないぞ。

一方わが家ではキジロのお迎え話を進めています。
お迎えに乗り気でない古女房殿をどう前向きにするか。田舎で自由な猫たちと一緒に育った古女房殿は、袋小路で交通量が少なく食べるに困らない今の生活がキジロにはベストだと思えるらしい。わざわざ猫だらけの家に迎える必要があるのかと。
でも町脇のバス通りは抜け道として交通量が増え、暑さ寒さは年々厳しくなる。
保護部屋のケージは空いたし、自分は夏前にはお迎えできればと考えていたのですが。

今年の夏は厳しく長い。全国のノラたちにエールを

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ダイフクに続いて今度はキジロ

2024年03月20日 | ハチ(キジロ)
キジロの前回記事(2/17)で、首の左側から喉にかけての大きな傷を書きました。
当時は投薬で治りつつあると。実はその後になって対応を大幅に変更したのです。
というのもキジロは、昨年の同じ時期にも同じ症状を患ったことを思い出した。
 注)昨年の過去記事「危険な賭け・再び」(3/18)、「その後のキジロくん」(4/25)
4/25の記事にも書いてますが、「白癬」 という糸状菌(真菌)による皮膚病の疑いです。

昨年白癬を発症した時のキジロ

そこで昨年と同じように例の古い「ニナゾール」所定量を5日間与えてみた。
するとほどなくして傷口は姿を消し、周囲の剥げた部分にも毛が生えてきた。
で、めでたしめでたし、というわけにはいかなかったのです。
この時期はキジロの引っ付き虫除去が日課だが、首の右側に異変を感じていた。
食べるときはいつも左向きなので右側は見えない。
で、明るいうちに来た折の食事中に、携帯ビデオで首の右側を撮影したのです。
写っていたのはとてつもなく大きな"患部"でした。


発見当時の患部はぐじゃぐじゃだった

皮膚が割れてパックリと口が開いていた。毛の剥げた部分は喉まで伸びていて、首の左側の患部と繋がっていた可能性が強い。
とにかくニナゾールに抗生物質、最初の3日間はメタカム(消炎鎮痛剤)と止血剤。
様子を見ながら投薬続けてますが、3週間経った現在も外観はあまり変わらず。
ただ、患部が乾いて来たのが少し救いです。

1週間ほど前の状態(だいぶ乾いて来た)

実は前回記事でダイフクにニナゾール投薬を始めたのもこの頃でした。
ニナゾールは連続投与を避け、5日与えたら3日、最低でも2日は空けています。
また相手が真菌なので取り扱いには十分注意。特にその都度手洗いは必須。
自分も妻も化学系の出身で培養の知識もあることが役に立った。
それに、キジロが毎日来てくれるので観察を続けられることが何より。
できたら通院せずに治したいところだけどそううまくいくかどうか、注意深く見守っているところです。

雨宿り中のキジロ、暖かくなって寝床を使わなくなりました

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平穏な暮らしのようだけど

2024年02月17日 | ハチ(キジロ)
キジロが愛情寝床を使ってくれました。
最初は1月21日、その日は前夜から本降りの雨でした。
朝早くに妻がずぶ濡れで勝手口にいるキジロを確認。食べた後左方向に消えたので、雨宿りかな?と思って確認すると寝床に入っていたと言う。
早速確認して、感動しました。
サクラがいなくなった昨冬からキジロ用に調整を続け、初めて使ってもらえたのです。
しかしその日は午後16時頃になって雨が止むと、いつの間にか寝床から消えていた。

初めて愛情寝床に入ったキジロです

2回目は朝からやけに寒かった2月5日、午後から降り出した雨が夜19時頃になって雪に変わった。ちょうどその頃キジロがびしょ濡れでやって来た。食べた後確認したら寝床に入っていた。
実はこんなこともあろうかと、寝床の毛布を日干ししておいた。しかもその日は夕方になってカイロを2つ入れておいたのです。読みがドンピシャでした。
ところが雪が止んだ夜中の23時過ぎ、勝手口で鳴き声を聞いた妻が確認するとキジロがいておねだり、食べた後は寝床には入らず消えてしまったと。
キジロに催促されたのは初めてだと妻が言った。
そう言えば自分もキジロの催促鳴きを聞いた事がない。いつも静かに、こっちが気づくまで勝手口の下で待っている。

この時のキジロはとても暖かそうだった

キジロが寝床を使ったのはこの2日だけ。他は氷点下の寒い夜でも使うことはなかった。
思うにキジロは他にもっといい場所を確保しているのかもしれない。
そのキジロですが、先日は夜になって妙な状況で現れた。
その夜は時折猫の叫び声が響きわたり、その必死の鳴き方が捨て猫のそれに似ていて、もう何年も聞いていなかったが、放ってもおけず外に飛び出して探し回った。
しかし鳴き声は自分を避けるようにこっちに行けばあっちから、あっちに行けばこっちから聞こえ、懐中電灯の光では視界も限られて、結局見つけることができずにそのうち聞こえなくなった。
家に入って勝手口からもう一度確認すると、キジロがいたのです。
キジロは勝手口に背を向けて、落ち着いた様子で辺りを見回していた。
その翌日の夜も捨て猫らしき声がして、勝手口を開けるとキジロがいた。
キジロは食べ終えるとそのまま消えてしまい、鳴き声も聞こえなくなった。

鳴き声はその2日間(の夜)だけで、それ以後聞くことはなかった。
後になって思うのは、あの鳴き声はキジロだったのかもしれない。
初めて聞くキジロの発情鳴き? 真相は不明だけど、捨て猫よりは可能性が高そうだ。


深夜、キッチンからの漏れ明かりに浮かんだキジロ

最近になってキジロは大怪我をしました。
久々に夕方まだ明るいうちに来たキジロ、例によって引っ付き虫を取ろうとして、首に手を回したその感触の異常に驚いた。
見ると首から喉にかけて大きく毛が剥げ、その中心には長い深傷が。
傷は生々しく血が滲んでいた。

 
首から喉にかけてざっくりと・怪我の原因は不明です

捕獲して医者に診てもらうことも考えたけど、できればネットに入れての診察は避けたい。
取り合えず動物用の抗生物質、止血剤、消炎鎮痛剤を処方して様子を見ることにした。
ここに来て傷口も乾いて来たので、今は抗生物質の投与を続けています。

食べてるときは気づかなかった左首の怪我

これまでキジロは自由で悠々自適な暮らしを満喫しているように見えた。
食べ物さえ確保できれば、ノラの生活もこれまた楽し?
でも種族保存の本能に縛られるすべてのノラは、自由を謳歌するなんてことはない。
なぜならその本能は、種族保存のためには命を賭すことさえ要求するからだ。
だから、ノラでいる限りいつも危険と隣り合わせ。
平穏に見えても、つかの間の平和を享受しているに過ぎないのです。
現在満員のわが家の保護部屋。やっぱりキジロのために、早く卒業させないと。

下の3枚はビデオから場面取りした写真です

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続・今年こそ愛情寝床

2023年12月18日 | ハチ(キジロ)
猫の三大特徴と言えばツンデレ気まぐれ天邪鬼?
前2者は言わずもがなですが天邪鬼というのは、喜ぶと思っておもちゃを買ってくるとそれには目もくれずに包装箱に夢中になったり、
お気に入りの物や場所によかれと思って手を加えるとプイッと無視するようになる。
だから猫のお気に入りの場所は極力いじらない、というのが鉄則。
なのではありますが、今回は前回記事(11/28)の続き。キジロの愛情寝床の改修です。

真冬になったかと思えば夏に戻ったり、寒暖差が極端に大きい昨今、
小春日和となった先日、キジロが朝から夕方まで寝床の上で休んでいました。
それで待望の第一段階、寝床の敷布にキジロの臭いをつける工程が終了。


そこで寒波襲来直前の昨日、寝床の改修に着手しました。
キジロの臭いのついた敷布を寝床中の毛布の上に乗せ、寝床の向きを変えた。
風を除ける目的で家壁と直角の向きだった寝床を勝手口方向に向けた。
キジロはいつも寝床と反対方向から食べにくるので、寝床にも気付いてほしいと。


たまたま家裏のガラクタを整理したので、ついでの作業でもありました。
暖かい日はまたキジロが寝に来ると思い、寝床の上もグレードアップ。
寝床上の寝る場所の奥に猫が好む小さめの箱も用意。



これで一応寝床の改修は完了。
この向きだと勝手口からキジロの存在を確認できる利点もあります。
キジロが使っているのを確認できれば、翌朝の気温予想により夕刻に1~3個のカイロを毛布の間に入れておきます。
果たしてキジロが入ってくれるか。
昨夜は昼までの暖気から一転して極寒の夜に。(今朝の庭温度2℃)
キジロはいつも通り夜来たけど、寝床には入りませんでした。

改修する前、寝床の上から覗くキジロ (勝手口より)

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今年こそ愛情寝床

2023年11月28日 | ハチ(キジロ)
前記時(9/7)で今生の別れのようなことを書いてしまったキジロです。
その後徐々に復活して、半月後にはいつもの皆勤賞に戻りました。
もともとキジロは暑さに弱そうだったので、どこかでバテていたのかもしれません。
でもおかげで過去を振り返り、キジロとの馴れ初めを書き留めることができました。
その後閉店に伴って店の猫たちを保護。キジロは当ブログ現役で唯一の外猫になりました。

キジロは相変わらず元気です

暖冬なのか厳冬なのか、当地域は例年になく寒暖差の激しい気候となっています。
真冬に備えるのは今のうち。今年こそ、キジロに寝床を使ってもらいたい。
昨冬はサクラの使っていた寝床を改造し、臭いも消してキジロの使用を促したけど結局使った痕跡は見られず。寝床の上では過ごすのに中には入らなかった。

それで今年は一計を案じた。
キジロが寝に来る場所に毛布を敷き、キジロが上に乗って臭いをつけるのを待つ。
毛布に臭いがついたら寝床の中に敷き、さらに勝手口方向に向きを変える。
勝手口に食べに来たら寝床が見え、気づいてもらおうという寸法です。
暖冬だとしても寒いときは寒い。果たしてキジロが使ってくれるかどうか。

昼間の暖かいときはよく寝床の上に来て休息するキジロ

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