今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

愛猫との距離

2018年08月08日 | ニャー
「魔女の宅急便」の少女キキはある町で修行中、相棒の黒猫ジジが急に話さなくなって慌てます。でも、実はジジはいつもと変わりなくて、キキ自身のスランプのせいで魔法が弱くなっていたのでした・・。 病気や大きな環境変化は別として、いつも一緒に暮らしている愛猫が変わったと感じるとき、大抵は自分が変わっているのです。猫は勝手に変わることはありません。とっても律儀な動物です。

最近、ニャーとの距離が少し遠くなったと感じます。以心伝心で、呼べばワンコのように一目散に駆け寄って来たニャーが、最近は少し思案したり躊躇したりするのです。全体としては何の変わりもないけど、その一瞬の違いが気になります。ニャーの自分への見立てが変わりつつあるのかなと。

              
            得意のポーズでニャーが見ているのは・・

              
             プロレスごっこに夢中のチビたちでした

思い当たるのは言うまでもなく保護猫の数が増えたこと。今や家の中だけで8匹です。店時代から、ニャーは保護者との蜜月を好む猫。初めは保護者ひとり占めだったのに、すぐにみうが加わって、それからあれよと言う間に8匹まで増えた。新しい猫たちは何かと問題が多くて、お世話に手を焼くうちにニャーと向き合う機会がめっきりと減ってしまったのでした。

しかもお留守番とかならまだしも、目の前で他のニャンコの世話する姿を見て、ニャーにも感じるところはあっただろう。だけどこのいい加減な保護者(オジン)は、3匹目を迎えるときにあれほど気にしていたニャーのストレスのことをすっかり忘れているのです。次々と現れる保護猫に気を取られて、ニャーには甘え通しなのでした。

              
         保護者大好き猫のニャーは、いつも観察しています

もちろんニャーは文句ひとつ言いません。気付いてないだけかもしれないが、ストレス症状を出すこともなく達者でいるように見えます。でも、ニャーの中で何かが変わりつつあることに、最近になって気付きました。

このブログを通して書いているように、猫は人を裏切りません。猫が変わるのは、人に裏切られたときだけ。一方猫と違って保護者は身勝手に変わる。忠犬ハチ公が如く、保護者が変わっても猫はなかなか受け入れられない。でもやがて、裏切られたと感じるかどうかは別として、猫も変わっていくのです。

ニャーの微妙な変化。大事に至る前に気付いてよかったなと思います。

              
            「オジン、やっと気付いてくれたのかな?」


コメント
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