今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

天真爛漫・ちび太のタンゴ ~高齢保護者の悩み付~

2018年08月16日 | ちび太
「黒猫のタンゴ」を覚えているでしょうか。もともとはイタリアの童謡ですが、それに日本語の歌詞をつけて当時6才の皆川おさむ君が歌い、ノリのよさが受けて大ヒットしました。もう50年ほど前のことです。その歌詞は6歳にはちょっとオマセで、"自分の彼女は黒猫のようにかわいいけど浮気性で時々爪を出す危うい彼女"みたいな内容だったのを覚えています。

なんて、また話が脱線しちゃったけど、さてさてちび太が1才になりました。
昨年の10月初めに店に迷い込んできて、テンちゃんを慕って居着いた。そのとき診てくれた先生の推定から逆算すると、8月1日頃が誕生日です。ちび太は今、わが家でのびのびと暮らしています。自由奔放で天真爛漫で怖いもの知らずのちび太。相手が人でも猫でも誰とでもすぐにお友達になろうとする、まさに黒猫の彼女そのものなんです。

              
         通り道に寝そべるのが大好きで、結果的に通せんぼ?

あまりにも早すぎた母猫との別れ。でもここまで真っ直ぐに育ったのは、やっぱりテンちゃんのおかげかな。"ちび太"と言っても今は大きくなって、細身なので体重は4Kg強と軽めだけど身長ではニャーを凌いで、わが家で一番大きくなりました。ちび太の得意は寝技で、誰彼なく抱きつくのでみんなに嫌われ、今では相手をしてくれるのはキーと気が向いたときのニャーくらいのもんです。

              
               キー(右)とは大の仲良し

気が弱いというかやさしいというか、クウのように相手がやたら本気モードになると、ちび太は自分から退散してしまいます。最近は保護部屋から時々出て来るハリーにちょっかいを出すのが日課。ハリーのリードにじゃれ付きます。ハリーも穏やかな猫だけど、ちび太がしつこくじゃれ付くとイラッとするのか、あのボスキャラの風情で逆襲して追い詰める。そのときのちび太がすごい。人間の女性そのものの叫び声で「ギャア~~~~~~~~~ッ」と大音響。一昨日はとうとう、ご近所さんに様子伺いの訪問されてしまいました。でも、怪我をすることはありません。

              
              新参のハリーにも警戒心まるでなし

1才になって落ち着きも出てきた。あれだけわれ先にとがっついていた食事時も、今では譲って待つことを覚えました。どこでも寝れちゃうちび太ですが、時折ひとりでポツンともの憂げな顔で寝ています。ちび太なりに、いつもは気を遣っているのかもしれません。

そんなちび太の、里親探しを再開するかどうかで迷っています。ちび太はとても人気のある子猫でした。でも本人(猫)のせいじゃないのに、保護者の段取りの悪さでトライアルの機会を次々と失い、やっと選んだ先で先住猫に嫌われて出戻ってきた。運命の悪戯というか、事故で亡くしたチビとそんなとこまで似てもらっちゃ困ると、リセット出直しのつもりでわが家に預かりました。この子は絶対に幸せにする、そう誓った以上はやはり自分の手で育てるべきかなと。

              
               クウとかくれんぼのお遊び中

自分がもう少し若ければ迷わずそう決めたと思います。だが、自分の平均余命からみてちび太を最後まで育て上げるのは難しいかも。ちび太が20才以上まで生きれば尚更だ。妻は何とかいけるかもしれないが最後まで健康でいられる保証はない。トシをとったちび太を誰かに委ねるくらいなら、いまのうちに決断するに越したことはない。もちろんちび太に限ったことではなくキーやクウもそうだけど、今既に出すことが可能なちび太には決断を迫られているのです。

一応妻は女性長寿の家系で自分は男性長寿の家系。父親は亡くしたけど同年代の親族はみな健在。よーしここはひとつ思い切って、なんて気もするけど一方では「多頭飼育の崩壊」などの言葉がちらつくし。それに里親さん探しは"若いうちが華"といった厳しい現実も。

結局一般公募はしないで、この人はという候補さんが現れればという感じかな。
あーあ、Nobody can struggle against advancing age.
(寄る年波には勝てません。)

              
        その前途に責任を持つということは、大変なことだよね

コメント
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