お付き合い歴がもうすぐ2年半になるサクラと、2年を過ぎたキジロ。
今年の正月も元気です。
当町の前に広がる大草原(休耕田)。
その向こうにある旧農家さんがキジロの本家のようだ。
キジロはかつてのソトチビと同じように通いでやって来る。
40世帯ほどの小さな住宅街は袋小路なので交通量も少ない。
町に沿って抜けるバス通りも交通は少なく、カーブが多いので速度も低い。
安心はできないが、危険は比較的少ない。

キジロは鳴かずに、こっちが気付くまでじっと待ってる
キジロの来訪は殆ど夜で、たまに朝や夕方にもやって来る。
外を回って近づくと逃げるけど、勝手口の中から手を伸ばして触ることはできます。
先日の氷点下の夜、食事中のキジロの背中を撫でたら氷のように冷たかった。
やっぱり外猫は大変だ。
お湯の他に、掌で温めてあげました。

こっちが気付くと甘え声で催促、手間のかからないキジロくんです
サクラは家裏の寝床を利用中。
ただ生活圏は変えず、頻繁にやって来ては中に入ってます。
毎日夕方にカイロ交換、サクラが中にいることも。
サクラも慣れたものです。

「あら、また来たのね」

「しょうがないなあ」
サクラの生活圏は当町に隣接する山の手にあるようです。
坂を登った奥に生垣に囲まれた敷地の広い旧家さんがいくつかある。
その辺にいつも猫がたむろしている場所がある。
つまり、もともとの生活圏が当町に近いのです。
出会った頃は姿を見ることさえ難しかったのに、随分馴れたもんだ。
中からでも手を伸ばせば逃げるけど、
まだ手に持っている容器に顔を突っ込んでくるので顔に触れることはよくある。
「お近づき度」はクウよりも上になったかも。
いずれにしても品行方正な2匹です。
この2匹のせいか、昨年は町内で一見さんのノラを見かけなかった。
彼らなりに、この町に貢献しているのかもしれません。

中からのちび太の呼び声に呼応するサクラ(でも声が小さくて聞こえない)