今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

店の子2周年・レオの軌跡

2021年03月02日 | レオ(テンチビ)とココ
レオがお店に加わって2年が過ぎた。人見知りもせずとてもおっとりしたレオ。ちょっと珍しいタイプの看板猫、レオの2年間の軌跡を簡単にまとめてみました。

店に来た当初、まずはテンちゃんにご挨拶

2019年
2.19   店にキジトラ猫現れる。齢推定1才弱。人を怖がらず、仮名はテンチビ。
      ※当時の店はミケチビ全盛時代、モドキは月数回、テンは年始より不定期通いに
2~5月  テンチビ店に居つくが2,3日行方不明になることも度々
      ※ミケチビ、テンチビに追われてついに消息を絶つ
6月初め 1週間消息を絶つ。諦めかけた頃何気に戻ってきた
6月     モドキとのバトルで後足に大怪我、以後夜は観葉室に避難させる
      ※テン逝く。店ではチキン、続いてキリンを保護
7.12    テンチビ改めレオと命名
8~9月  レジ室の床下を抜けて度々観葉室から脱出、朝外にいることが多くなった
      ※8月に子猫ミケチビJr現る。数日で消息絶ったが後にバス通りで事故死情報
9.12    去勢手術、事務所で1日養生したが暴れる
9~10月 観葉室、レジ室のドアを少し開けて出入り自由に
     (床下から脱出しても何故か入ることができない)
     ※9月ミセミケ再来(1年半ぶり)、夜になると頻繁に顔を出し始めた
       10月子猫(ポニー)現れ、居ついてBY屋根下の住猫になる
11月    モドキの来店頻度が増え、レオと度々遭遇(その都度仲裁して事なきを得る)
     ※ポニーの保護
11月終り 観葉室にレオ通用小窓作成、寒い日は暖房開始
     ※ミセミケ、レオに追われて再び消息を絶つ、シン現れ深夜の常連となる
12月中旬 観葉室小窓を夜間閉鎖(モドキが入るため)、レオの夜間お泊り開始

ギフトコーナーの真ん中で夜を過ごすレオ

2020年
1~2月  モドキが夜間常連となる。レオと昼夜で住み分け
      ※2月にはシンが消息を絶つ
3月     新しい子猫現れる。珍しくレオが受け入れたため店に居つく
3~4月  新子猫レオに懐いて観葉室にいることが多くなったが夜間は外
      (ギフト・観葉室で悪戯しないか見極める必要があったため)
4月中旬   新子猫モドキにやられて怪我、以後夜間はレオと一緒にお泊り開始
5.24    新子猫命名ココ
以後今日まで、モドキと数回遭遇したが大禍なく過ごす。本年1月には新顔が現れココレオ2匹で追うようになった。(新顔はモドキと時間差で夜間常連に。)

中外でモドキとの睨めっこも恒例の行事に(レオ分が悪くイカ耳です)

こうして見ると、レオはいくつもの山を乗り越えて今の生活を得たんだとわかります。何と言っても観葉室やギフト室までお泊りできるようになったのが大きかった。大切な商品がひしめくこの場所は、目の届かない夜間に悪戯好きの猫を放つなんてとてもできなかった。レオの(猫らしくない?)穏やかな性格に店長さんも他のスタッフも折れてくれたのです。そしてレオのこの開拓がなかったら、ココも居つくことはできなかったと思います。

これまでいろんなノラがこの店にやって来ました。レオやニャーのように居ついた子、モドキのように根気よくやって来る子、でも殆どが一見さんで終わるかシャッポのように長続きしなかった。彼らの運命を大きく変えてしまうその違いは何なのだろう。

小食でスマート体形、でも俊敏です

それは警戒心の強さだと思います。親から学んだ警戒心もあるだろう。でも相手が人間の場合は、最初に出会った人によるに違いない。最初にやさしい人に出会えば人を信じることができる。そして、人の居場所で過ごせるようになる。もしそれが逆だったら、ノラにとって人間社会は苦痛でしかなくなる。ノラたちの運命の分かれ道の始まりだ。

でも、猫は本来みな同じ。とても純粋な動物だし、人間のように善人(善猫)や悪人(悪猫)がいるわけでもない。人間から逃げ回り人間に牙をむくノラだって、人間が彼らをそう変えただけで本当はやさしい心の持ち主なんです。そのことを肝に銘じ、どんなノラにも分け隔てなく接していこうと思っている次第です。

人出の多い時は店裏の草むらに避難も

コメント
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