今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

威嚇、粗相、そしてツインズ解散?

2022年02月02日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
何ヶ月か前に、ストーブの前に10匹ほどの猫団子というSNS投稿を見ました。
思い思いの表情で、でも寄り添って暖をとる猫ちゃんたちの和やかなこと。
振り返ってわが家の猫たちを見ると・・、思わずため息が出たもんでした。

先日、前後編に分けて書いた「いじめっ子、いじめられっ子」の記事。
わが家の猫社会の様子を見て、人間のいじめと比較してみた。
巧妙さや陰湿さで比較にならない人間のいじめだけど、共通点はあるように思う。
それは、気の弱い者がターゲットにされること。

気が弱いと言っても、いわゆる"気弱"ではなく「争い事を好まない」という意味。
リンのように気丈な猫でも争いを避けて逃げ回る。
いじめを仕掛ける者は単に"野蛮性"が強いに過ぎない。より執拗ならより野蛮だ。
ただ争いを本能とする猫と違って、人間の場合は"文化"のレベルが低いとも言える。
争いを好まないからといって喧嘩に弱いわけではなく、本気にならないだけだ。


リン一家の猫団子はわが家の癒しの景観だ

と、前置きはさて置いて、実はわが家の猫社会が大変なことになっています。
あのいじめの記事を書いた頃から、いじめがエスカレートしてきた。
首謀者はチキン。狙われるのは相変わらずリン一家で特にクウとリン。
ちびたんを従えて一家を構えつつあるチキンが、誰彼かまわず追い始めた。
僚友ポニーまで敵とみなし、尻尾を膨らまして執拗な本気追いを始めたのです。

猫のじゃれ合いと喧嘩の違いは尻尾を見ればわかります。
ツインズ(キーとクウ)がよく見せる壮絶なじゃれ合いでも、尻尾はそのまま。
ニャーは本気のときだけ尻尾を膨らませ、ちび太はかつて膨らませたことがない。
尻尾を膨らませるのは本気になった時であり、警戒心や"邪悪な心"の表れなのです。
だから相手も殺気を感じて本気で逃げる。そして、周囲が殺伐となる。

初めは誰彼なく追っていたチキンが、本気で逃げ回るクウとリンに集中し始めた。
その追い方はこれまでになく執拗。
テーブル下の椅子の上にまで登り、食器棚上の箱の中まで狙いまわす。
もとより他にも警戒する相手が山ほどいるクウとリン。
追い詰められて、棚上の箱から下りれなくなった。


クウ(左)とリンは棚上生活となりました

いざというときは保護者がサポートできる。
棚上を狙うチキンを追い払ったり、コタツの中に誘導して食事させたり。
しかし四六時中監視するわけにもいかない。
かくしてクウとリンは、棚上の箱の中でトイレまで済ますことになってしまったのです。

右の箱で粗相したときは2匹で左の箱に入る。
左の箱で粗相したときは2匹で右の箱に入る。
空いている箱を点検して、保護者が掃除したり洗濯したり、必要に応じて新調する。
そんなことがもう10日以上も続いています。


クウの位置からはテーブル下のトイレがすぐ傍だが・・

それだけじゃない。
殺伐とした追い回しが日常茶飯事となり、猫たちの気が立って落ち着かない。
クウとリン以外にも、廊下やリビングのテーブル下に粗相が散見されるようになった。
誰のものかわからないが、キーやちびたん、それにニャーまでが怪しい。
そしてキー。
クウリンと違ってニャーやちび太を気にしない。
悪童たちの狙いを避けるためにも、この2匹といることが多くなった。
もちろん狙われ易い食器棚の上にもいかなくなった。
同じ家にいても、以前のようにクウと一緒に過ごすことがなくなりました。


キーは旧根城(テーブル下)でひとりでいることが多くなった

これまで、保護者がどこまで猫たちの生活に介入すべきか悩んできた。
でもクウの大きな目がおどおどしているのを見ると、このまま放置もできない。
今はチキンを叱ったり、脅しがひどいときは一時的に隔離もしています。
でも、確実を期すならリン一家の万年隔離だと思う。
(隔離による)不都合さと安心の確保・・・まるでノラが家猫になるときと同じテーマだ。
できればこれ以上の不都合さを味わせたくはない。


キーの位置からは棚上のクウが見える

幸いにしてチキンは保護者を親と慕い、保護者には従順だ。
果たして言って聞かせることができるかどうか。
今はチキンの変化に期待しているところです。


わが家で見られる唯一の猫団子~この景観を大事にしたい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする