今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

寝床から見るニャン歴史 ~ソトチビへの想い~

2019年12月27日 | ソトチビ
いよいよ年の瀬になりました。
そして寒さも本番になってきた。気象観測点のある市の中心から10kmほど離れた郊外の当地では、最低気温が天気予報の値より3~5℃くらい低くなる。それに当地の特徴として昼間は雲が多く、晴れマークでもすっきりとは晴れない。なので思いのほか寒いのです。

しんしんと冷える夜。暖を取れないモドキやキジロをはじめノラたちは本当に寒そうだ。家にも店にも数ヶ所に寝床を用意しているがなかなか使ってくれません。寝床は(体温の暖が)逃げないよう小さめにして穴の位置を工夫し、ふかふか布団を二重三重に敷き詰めてあります。置き場は雨はもちろん風も当たらないところ。利用していることが確認できれば、布団の間にカイロを入れて本格的に暖める。今のところ、サクラが家裏の寝床を利用中。

今日はソトチビのお話です(わが家に現れた頃)

家裏の寝床の歴史は、みうとソトチビのツーショットで始まった。みうのもとに通い続けたソトチビ。この2匹が2度の冬を過ごし、その翌年はリン家族が利用した。ソトチビは今度はリンのもとへと通い続けた。日暮れ頃になると現れ早朝には出かけることが多かったので、このブログでは「夜の訪問者」とも呼んでいました。

しかしその後姿を消したソトチビ。昨冬はついに現れなかった。いじわるオジンにみうを奪われリンを奪われ、失意が諦めに変わったのか新天地を求めたのか。今更呼び返そうとしても離れた気持ちは帰ってこない? 昨冬は黄色系ノラ(今のキジロとは違います)の餌場争奪戦があったりルイが現れたり、サクラは逃げ隠れしながら細々と食べに来ていた。物静かで遠慮深いソトチビの出る幕はなかったのかもしれません。


冬はぽっちゃりだが夏は壮観な体型だった

今年も早々に寝床を用意したのは、実はソトチビへの想いもあったからです。ソトチビはみうにとってもリン一家にとっても言わば恩人(猫)。その功績に報いたい気持ちは変わりません。今や常連となったサクラやキジロだって、要はソトチビが切り開いた道筋にあやかっているわけです。共同生活の得意なソトチビなら、きっと彼らともうまくやっていけるに違いない。

ソトチビよ、せめて一度でいいから無事を知らせておくれ。その時はお礼の大御馳走でもてなすから。


お前の無事と再会を祈ってるからな


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