今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

新新新猫参上 ~お店にやって来るノラちゃんたち~

2019年12月04日 | その他・一見さん
早いもので、もう師走ですね。
今年はお店でもいろいろな出会いと別れがありました。テンちゃんが養生のためにわが家に引っ越した反面、2月にはテンチビ(今のレオ)がやって来た。レオはテンちゃんの後継看板猫として順調に修行中です。しかし昨年秋から店の常連だったミケチビは、レオを嫌ったのか5月に姿を消したまま。今頃どうしているのか、店中飛び跳ねていた姿が懐かしいです。6月になるとチキンとキリン、10月にはポニーがやって来て保護しました。

看板猫として磨きをかけるレオ

一方8月に現れたミケチビに似た子猫、10月に現れたテンちゃんに似た子猫は結局消息不明に。いずれも1日だけの出現で、店でたっぷり食べたにも拘らず翌日から見えなくなった。他に当てがあったのだろうか、この2匹も気になります。

この春に行方不明になったミケチビ(再掲)

常連のモドキは相変わらずです。夜もっと遅い時間には巡回してるのかもしれないが、スタッフに顔を見せるのはひと月に1回程度。相変わらず置き餌には見向きもせず事務所の入口で一休みして行く。シーバをあげると喜んで食べてます。モドキが来ると逃げまくりのレオは、観葉室に逃げ込めるようになったのでもう大丈夫かな。

スタッフルームの前で一休み中のモドキ

今年のハイライトはやっぱりミセミケとの再会だ。1年半ぶりに会うだなんてまるでドラマのよう。ミケちゃんはそれからしばらくは毎日顔を出しました。今度こそ常連になってカテゴリーも独立かと期待したのですが、やっぱりレオを嫌ったのかこの2週間ほど見ていません。

実はミケちゃん、レオに追われたのです。レオとしてはポニーのとき同様でお近づきになりたそうな追い方だったけど、ミケちゃんはすごく怯えて20分くらい事務所の下で弱弱しく鳴いていた。レオが飽きて立ち去るといつの間にかミケちゃんもいなくなり、それ以来の行方不明。ただ、夜遅く食べに来ている可能性はあります。

この2週間ほど見ていないミセミケ(再掲)

さてそんな中、覚えているでしょうか。「屋根の下の住猫、ポニー」(11/9)で少し触れた新新新猫。その後もやって来ています。週に一度ほど遅くまで残ったスタッフが目撃。警戒心が非常に強くこれまで謎に満ちた存在だったが、ようやくスタッフのカメラに納まりました。当初の情報とはちょっと違う島柄ちゃんです。今日は遅くまで店にいたところ、初めてこの島柄ちゃんを見かけました。タヌキみたいに太い尻尾が印象的でした。

ようやくカメラに納まった新新新猫(Yさん撮影)

店では状況が許されるので置き餌を続けていますが(結構大量)、毎朝必ず空になっています。レオとモドキは食べないので可能性としてはミセミケかこの新新新猫。今のところ食べっぷりからして新新新猫ちゃんの可能性が高いが、ミセミケにも頑張ってほしいなあ。

モドキも含め、年越しはこんな感じのメンバーになりそうです。

新新新猫はりりしい顔立ちの島柄ちゃんでした

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外の猫ちゃんたちを守ろう

2019年12月02日 | ノラたちの幸せを願って
「嫌味だなあ」と、店のスタッフの口癖です。
雨のことです。何故か当地の雨は朝に降り出して夜になると止む。西の方から来る雨雲がちょうどそのタイミングでやって来るのです。今日は開店と同時に降り出し、結局閉店の30分前に止みました。ガーデンセンターにとって雨は必要だけど、昼と夜が逆になればねえ、というわけです。

土コーナーの資材置き場で雨を凌ぐ今日のレオ
(かつてはニャーやシャッポ、それにモドキもよくここで休んだ)

先日の雨も、この時期に1週間も降り続くなんて当地では初めてのことだけど、問題はその後。雨はやはり夜になって止み、すぐに晴れたので放射冷却が進んだ。案の定翌朝は0℃まで冷え込んで霜が降りたのです。当地のような郊外では気象庁の記録より3~5℃は低くなる。1週間も日照がなかった挙句の放射冷却。それこそ地の底まで冷え切って、外猫たちには本当に堪えただろうと思います。

濡れた身体が乾かない。暖房屋内(レジ観葉室)に出入り自由のレオでさえ、事務所までご飯をねだりに来るとびしょ濡れ。サクラやキジロだってできれば濡れたくないに決まってる。でも食べるためには当家の裏まで来なければならない。土砂降りの中必死の思いで来て人がいなかったりしたらショックだろうな。

観葉室にレオ用の小穴を作って出入り自由に

そんなときに休めるように、また今年も寒さが本格的になってきたので、恒例の寝床を家裏に用意しました。店ではBYに横向きの空ダンボールがたくさんあるし、カタログ閲覧室(打合せ室)の入口2ヶ所に隙間を設けて開放しました。家裏の寝床は早速サクラが利用していたし、店の対寒避難所も使いたい放題です。

今年の寝床も2連棟:中が広めとぴったりサイズのふかふか布団(カイロ付)
~夜の訪問者(ソトチビ)が来てくれることを願いつつ~

ノラにそこまでする必要があるかって? その答えはノラとは何ぞやから始める必要があるでしょう。

家猫のルーツは5千年前のエジプトまで遡ると言われています。日本には1500年ほど前に人間の手によって渡ってきた。彼らの歴史は人間の歴史であり、常に人間と共に暮らしてきた。つまり人間の家こそが彼ら家猫たちの故郷。だから人間と同じように暑さ寒さが苦手なのです。捨てられたり迷ったりしてノラになっても、彼らが家猫であることに変わりない。野生動物とは違うのです。冬になるとノラの死亡率が格段に上がるのもそのためだ。

寝床の支度中にこっそり覗いていたサクラ

猫の専門サイトでもノラはこうして暮らしているとか、こういうものを食べているとか、まるで野生動物のように書いてある場合が多い。おそらく実際に自分の足と目で見ないで書いてるんだろうな。そんな記述を多くの人が読んで、ノラに対する誤解と不理解が蔓延していくのです。野生動物だからそっとしておけなんて、もっともっと救いの手が必要なのに。人間社会で暮らすノラの主食は人間の施し物。特に冬の住宅街では小動物や虫なんて捕れるもんじゃない。猫好なら猫が何に困っているかわかるもんです。まず食べ物、そして暖だ。

はからずも外で暮らすことになってしまった尻尾の生えた天使たち。
彼らにひとつでも多くの愛の手を!


店ではカタログ閲覧室を開放、中にはホカホカ布団に食料も
(この店の人たちには本当に感謝感謝です)

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