今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

泣けます 「あるすてねこさんのおはなし」

2021年08月16日 | ノラたちの幸せを願って
大阪の獣医師、橋本恵莉子さんが最近出版した絵本です。
ただただ切なく、泣けてきます。



この絵本が要約されて動画(YouTubu)になりました。
これは物語ではありません。
身近なところでで毎日頻繁に起こっている現実です。
泣いてばかりはいられない。


捨てられた猫がそれでも保護者を信じようとするのも、
何とかして自分の家に帰ろうとするのも、
みんな本当の話です。

猫にだって感情があるし幸せになりたいと願っている。
そして、一緒に暮らしている保護者さんだけが頼りなんです。

愛猫を捨てる人の多くは、
愛猫に脱走されて諦めちゃう人の多くは、
「外でもノラになってたくましく生きていくだろう」
と思っているのではないか。
でも、家暮らしの猫は厳しい外の環境下では生きていけないのです。

だから、この本(動画)を一人でも多くの猫と暮らす人に紹介して下さい。
未来を担う子供たちにも、読ませてあげて下さい。
もうこれ以上、この絵本のような事が起こらないように。


参考過去記事「愛猫の脱走に気落ちする保護者さんへ」(コピペで検索へ)


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雪解け進む?

2021年08月14日 | ちび太
ついにオジン部屋も諦め、最近はリビングで寝るようになったちび太です。
とは言っても、オジンが部屋に向かえば必ず追ってくる。
そして思い切り甘えてきます。
誰か他の子(だいたいニャーかチキン)が来るまでは。


リビング出窓の箱の中が最近のちび太の寝床です

結局ちび太も、保護者を独占したいタイプなんだな。
ニャーのように傍にいたいタイプじゃなくて、ベタベタくっつきたいタイプ。
でも他の子の前では、同じように素直に表現できない。
だから他の子が羨ましい。
はにかみ屋のちび太は、精神的にはまだ子供なんです。

でも、それで結構。
猫が子供心を維持するのは幸せを感じているから、なんて説もあるし。
もともと気立てのいいちび太だから、物わかりのいい大人になる必要なんてないんです。

ツインズの箱を"間借り"中のちび太 (左の箱にリン)

ところで、ちび太の前記事で紹介したリンとの雪解け現象。
一進一退を繰り返しつつ今も続いています。
と言うのも、ちび太は今もリンがリラックスしていると、バッと向かってくる。
ところがリンは以前のように逃げなくなった。
姿勢は低くても、気迫ではリンの方が勝ってる。
するとちび太は諦めて、そのまま2匹でツーショット、といったパターンです。

ちび太:「あれ、おかしいな。前みたいに逃げないな。」

3年近くもの間ちび太から逃げ回っていたリン。
でもその間ちび太が実際にリンを襲ったことは一度もなかった。
そして今、2匹の関係を変えようとしているのはリン。
そのリンが自信を取り戻したのは、本気で襲ってきたニャーが変わったから。
そのニャーが変わったのは、この保護者が反省して変わったから。

そうなんです。諸悪の根源は、いつも保護者にあったのでした。


強気になったリンが実現させた2匹のツーショット

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猫に学ぶ

2021年08月12日 | 猫と暮らし猫を知る
当ブログでは最初の記事「はじめまして」以来、ことあるごとに猫の賛歌を書いてきました。その真っ直ぐで純な心根だけでなく、悔まない恨まない、飾らない諦めない、それに悲観しないといった人から見ればまるで聖人君子のような彼らの行動規範にすっかり惚れ込んでしまったのです。

実際、余生を猫の社会で暮らしたいなんて書いたこともありますが、猫たちの過酷な暮らしにはとても耐えられないに違いない。まあ読んだ人からみれば「この人すっかりかぶれちゃってるね」となる。正直自分でも「虜になっちゃった」と自覚するときがあるくらいです。

ところが、最近強い味方に出会いました。高木佐保さんという猫心理学者が書いた記事で、あの天下のPHP研究所の監修です。これはかなり信頼できそう。記事のタイトルは「猫の生き方を真似すると何故ラクになれるのか?」 まずはそのサブタイトルを列記してみます。これだけ猫に学べることがある。記事に興味のある方は下に貼ったリンクから見ることが可能です。

"相思相愛"のニャーはいろいろなことを教えてくれます

猫の生き様から学べること;
思考編1:自立心を旺盛に(過度に甘えたり頼らない)
思考編2:未来を悲観しない(後悔もしない)
行動編1:限界までがんばらない
行動編2:他猫(人)の顔色はうかがわない(自分がしたいことを優先)
行動編3:柔軟な発想で物事を楽しむ(身近なもので楽しめる)
人間関係編1:他者と適度な距離感を保つ
人間関係編2:新しいものに好奇心旺盛(新しい価値観に興味)
人間関係編3:マイペースを貫く(他者からの期待に過度なプレッシャーを感じない)

いやあ驚いた。こりゃあ自分のニャンコ賛歌とまったく同じ、いやそれ以上だ。高木さんという方は京大の心理学博士で、猫の心の動きを研究するチーム「京大CAMP」のメンバーとのこと。なかなか楽しそうなグループで参加も自由らしいけど、ちょっと恐れ多いかな。

尚、ここに書かれていないことで自分が感服している猫の特性に「現実をありのままに受け入れる(自分を誤魔化さない)」や「他者のせいにしない」などがあると思います。これは自分に降りかかった問題の根本解決や次策への転換のために必要なことで、本来なら真っ先に見習うべきことでしょう。ただこれ、見習っても人にとっては「ラクになる」どころか苦痛が増すことの方が多いので、きっと敢えて割愛されたのではないかと推察しています。

いじられキャラでも卑屈にならないシロキから学ぶことも多い

※参考過去記事
「猫の倫理、そして愛情」(2020.11月)
「PURE HEART<汚れなき心>」(2021.6月)
「人の心を癒す力」(2021.8月)など

※PHPの記事


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ハルとモドキ

2021年08月08日 | その他・一見さん
「台風最接近中」のニュースが朝からずっと続いています。
もう16時だというのに、どうやら最寄りで停滞しちゃったらしい。
午後は台風一過、というのはやはり甘かった。
まあ、こっちは非番なので関係ないや。
外猫ちゃんは大変だけど、むしろ猛暑から解放されて中の猫たちとのんびり過ごしてます。

※翌日注※
今回の台風雨で土砂崩れや浸水の被害が発生しました。雨は所により大変強かったようです。「のんびり」などと呑気なことを書いてしまったことを反省し、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地の1日も早い回復をお祈りしております。

外猫ちゃんと言えば、最近お店にまたハルが来るようになりました。
ハルは今年の正月に店に現れて、ココレオやモドキを避けて夜遅く食べに来ていた。
暖かくなった頃に不明となったが、しばらくして裏の住宅街で偶然に遭遇した。
どこかにお世話になって元気でやっていたらしい。

久々に現れたハル (いつもは隣の台の上が食事場です)

今回も当初は以前に学習したことを忘れ、昼間来てココレオに追われることがたびたび。
そのうちココレオが屋内に入った閉店以降に来るようになった。
ただそのときは、前記事に書いたようにモドキが店を空けていた。
でも、そのモドキが戻ってきたのです。

さて、ハルは♂なのか♀なのか。
当初は顔が小さいので♀と推測したけど、どうもその後の振る舞いが♂っぽい。
だとしたら、モドキと遭遇したら大変なことになる。

ご飯食べて一服中のモドキ (この後もう少し先の方に出て寝そべった)

先日のこと、モドキが食べている最中にハルが現れた。
モドキのご飯場はスタッフルームの前、ハルのは店奥の商品棚の一角と別々です。
ところがハルは大変な大食らいで、おかわり用に事務所前にもご飯がある。
モドキが食べ終えてひと休みしているとき、ハルはおかわりご飯が気になった。

おかわり狙いのハル(写真上)はモドキが気になるけど・・

そのうち、モドキが休んでいる後ろにハルが近づいてきた。
モドキのすぐ後ろを通れば、他の2ヶ所のご飯への近道だ。
まさか行く気じゃないだろうな・・とこっちはひやひや。
いくらモドキがおおらかでオニブといっても、さすがにそれは気づくだろう。

しかしハルは決行した。
モドキが寝そべっている1mくらい後ろを抜き足差し足通り過ぎた。
と思った途端、モドキが振り向いた。
ハルは慌てて事務所の方へと姿を隠した。
やばい! ハルが危ない!

この後、ハル(写真上)はモドキのすぐ後ろを通り過ぎた

モドキが立ち上がって事務所の方を一瞥した。と、次の瞬間、
「クルクルクルクル」と素っ頓狂な声をあげてハルとは反対の方向に消えてしまったのです。
結局ハルは2食分食べ、モドキは消えたままだった。

あれはいったい何だったのか。
単純に考えればハルはやはり♀で、モドキはまんざらでもなかった。
(何故消えてしまったのかは不明だけど。)
まあ何はともあれひと安心。
でも、別の意味で要注意な2匹になりました。

事務所でもしっかりご飯を食べたハル

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モドキ vs. ココ、そのときレオは・・

2021年08月06日 | モドキ
今回はこんなタイトルになっちゃいました。
本来は「モドキよ、元気でやってるかい?」というタイトルのはずだった。
というのも、先月になって1ヶ月ほどモドキの姿を見なかったのです。
夜は来てるようだけど、ハルだのボーだのも来るのでモドキという確証がない。

実は個人的なジンクスがありまして。
モドキは過去に長期空けたことが何度かあります。
でもこのところ"浮気"なしだったので、急に見なくなるとやはり気になる。
それで例の3点セットの確認をしたのです。
警察、清掃局、そして愛護センターでは該当なし。
そしてその日の夕刻、案の定モドキが現れたのでした。
そう、モドキに限らず、連絡した日に現れるというジンクスでした。

久々に姿を見せたモドキは例によって中を観察

その後は例によって夜の店を取り仕切っていたモドキ。
しかし今週の初め、思いがけないトラブルがあったのです。
その時、事務室にいると、ファンベルトの軋んだ音が聞こえてきた。
裏駐車場に整備不良の車が来たんだな、はじめはそう思った。
しばらくして、その音が不規則なのが気になった。
こりゃ車じゃないな、もしや・・猫? 猫の喧嘩? しかも取っ組み合い??

窓を開けて見やると、裏ゲート脇に積んである空の花苗トレイの手前にレオが寝そべっていた。
レオは、積まれたトレイの向こう側の何か慌ただしい出来事に見入っている。
間違いなく猫同士の喧嘩だった。しかも取っ組み合いの真っ最中。
やばい! と思ったとき、手前の小屋の陰から声をあげて現場に走るスタッフ2人が見えた。
それを見て自分も事務所を飛び出したのです。

夜の店番だったはずが・・

自分が向かったとき、レオが目の前を横切って一目散に観葉室に走り込んでいった。
喧嘩中の猫はKさんが足を入れて分け、それぞれ逆方向に走り去った。
片やモドキ、裏駐車場の奥に走り去ったという。
もう1匹はココ、店の中の方に走り去ったがどこにいったか不明。
それにしても、1分以上はあったかと思える長い取っ組み合いでした。

裏駐車場のモドキ (本文とは違う日です)

それからみんなでココを捜した。
やがて、ココは観葉室からレジ室の一番奥まで逃げ込んでいたことが判明。
とりあえず2匹をレジ室に閉じ込め、一段落したのでした。
ココは怪我ひとつしてなかった。
しばらくして、モドキが戻って来ないのでココレオを開放。
その途端にモドキが来て、慌てて再び2匹を中へ誘導。
改めて食べに来たモドキは怪我もなく、まるでいつもと変わりなかった。

その夜、ココレオはいつものように落ち着いていた

まったく、お客さんのいない炎天下だからまだよかったものの、とんだドタバタ劇でした。
しかし猫たちのその後を見ていると、およそ事件だとは思ってない様子。
この連中、本当に宿敵同士なのだろうか。
まあ、これからも注意深く監視していくしかないようです。
ただひとつだけ言えること、あの時のレオの態度、随分薄情だったなあ。
(ココの防戦を傍観したばかりか自分が真っ先に逃げた・・)

その後のモドキは、また夜の番人(猫)に戻ってます。

レジ外台にて (店長さん撮影)

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