今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ハルとの再会 ~外猫ちゃんの将来を思う~

2021年10月06日 | その他・一見さん
昨夜、久々のハルに会った。
8月初めの記事にした来訪以来なので、かれこれ2ヶ月ぶりです。
ハルはいつもこんな感じで、たまに姿を見せるとしばしの潜伏。
潜伏と言っても、夜遅くか朝早くには食べに来ているようです。

ハルの食事場はモドキのとは離れてる

モドキ同様、裏の公園丘陵や住宅街を生活の場にしているらしい。
ダイフクのようにバス通りを渡った向こうに出向いているかはわかりません。
危険人物は別として、バス通りさへ気をつければ比較的安全です。

今のままでは、ハルとお友達になって保護するなんて至難の業。
確かに以前よりは店の人を怖がらなくなってはいる。
それにしても接する機会が少なすぎるし、実際まだまだ警戒心の塊だ。

こっちがいるときに来ればおかわりサービスも

わが家の勝手口でお世話しているサクラやキジロは別として、
お店でお世話している連中はココレオ含めいずれわが家に来る予定。
我々夫婦がいつまでもお店で働けるわけじゃないからです。
トシを考えれば、そんなに遠くない先だろう。
それに今のご時世、お店だっていつまでもあるとは限らない。

ということで、今までは早くお友達にならなければという焦りがあった。
でもちびたんを捕獲機で保護して以来、少し考えが変わりました。
消息絶つことさえなければ、いざとなれば捕獲機で保護できる。
だったら今の暮らしをもう少し満喫してほしいかな、と思ったりもするのです。


事務所に来て催促するようになりました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たそがれオジンの子ニャン育て

2021年10月03日 | ケン(ちびたん)とコミケ
ちびたんの保護から1週間。
小さな養生用のケージ暮らしがまだ続いています。
初めはとにかく鳴き通し。人の顔見ればシャー、シャー、シャー。
捕獲機で保護した子は、お友達になって保護したこれまでの子たちとは全然違う。


こじんまりとしたちびたんの仮住まい(ケージ)

閉じ込められた不安と人が近づく恐怖。
年端もいかぬ子が、ひとりになっても何とか生きようと必死に頑張っていた矢先の災難だ。
その心中察するに余りあるのです。
それでも一歩も引けを取らない気丈さ。こりゃもう感動なんてもんじゃない。

幸いなことに食欲が落ちることもなく、トイレの量もハンパない。
それにとてもゆっくりだけど、進展があることはある。
1週間経った最近は、ビービー鳴きは治まったが元気がなくなったように見える。
心配なのは閉じ込められたストレス。長引けば長引くほど問題なのです。



ケージは客間にあり、1日3回の掃除タイムと4回のご飯タイム。
他にも何かと顔合わせしているが、馴れてもらうにはいつも一緒じゃないとダメだと妻は言う。
そうは言っても・・。
だいぶ慣れては来たけど、まだまだ人を怖がるのです。



似た境遇の保護ボランティアさんのブログは意外に多く、それらを読んで励みにしています。
不安を挙げればきりがない。
でも、走り出したからには後戻りはできません。
前進あるのみ。


今ではだいぶ柔和な顔になってきました


※本記事はシリーズです
1.新顔子猫ちゃん参上 ちびたん 2021.9.21 (ちびたんカテゴリー) 
2.サクよ、君はそんなにヤワじゃない 2021.9.24(サクラ・キジロカテゴリー)
3.ちびたんの保護 2021.9.25(ちびたんカテゴリー)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おっさん座りは危うさのサイン

2021年10月02日 | ちび太
最近長年共にしたオジンベッドと決別し、ひとり寂しくリビングで寝ているちび太。
オジン部屋に他猫がいない時はベタベタナメナメ甘えん坊。
他の部屋ではみんなと一緒に和気あいあい。
要は自分の根城だったオジンベッドに、他猫がいるのが嫌になったらしい。
でもやさしいちび太は追いだすどころか自分が出ちゃう。
そんなちび太がとても愛おしく感じちゃうのです。

かつてはみんなと共有していたオジンベッド
(奥左がちび太)

ところでそのちび太にはある特徴(特技?)が。
ちび太の記事で何度か紹介した"おっさん座り"です。
何だか自分を人間だと思っているような座り方がかわいい。
この座り方、実は「スコ座り」という名前がついていました。

ちび太のおっさん座り(再掲)

スコティッシュホールドという一番人気の猫種によく見られるので、この名がついたとか。
座り方も顔つきも、耳が(ワンちゃんのように)折れてるところも、とってもかわいい人気の猫。
最近、ユーチューバーのひろゆきさんがTwitterでこの猫の問題に一石を投じました。
「スコティッシュホールドは猫種ではなく病気の猫。」
自分も愛読している獣医師の石井万寿美先生が、ひろゆきさんの提起した問題を解説しています。


スコティッシュホールドの"折れ耳"は、実は骨軟骨形成不全症の症状のひとつらしい。
症状に程度の差があり、ひどい場合は前脚や後ろ脚に骨瘤ができて鈍痛に苦しみ続ける。
「おっさん座り」の理由は関節に痛みがあるからではないかと言われていると。

その辺を見極める方法も先生は述べています。
そしてもしそのような状況が見られたら、ただかわいがるだけでなく猫ちゃんの生活の質を向上させることに取り組んでほしい。
先生はそう訴えているのです。



スコティッシュホールドはまだ歴史の浅い猫種なのだとか。
しかし欧州では、前述病気が優性遺伝なので繁殖に否定的な立場をとっていると。
動物福祉後進国の日本では今まで話題にもなりませんでした。
問題提起したひろゆきさんはさすがで、今は立ち耳の子も増えつつあるらしい。
折れ耳の子や石井先生が挙げた項目に当てはまる子は、是非気をつけてあげたいですね。

ちび太の場合は、たまに「スコ座り」をする以外は当てはまらなかった。
でも、今後注意して見守っていこうと思います。


参考記事

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする