今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

家庭内ノラ歴5年

2023年04月15日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
自分は猫ブログを書いてますが、読むのも好きで時間さへあれば見ています。
今朝はふたつのブログで"家庭内ノラ"の話を読みました。
ひとつは14才にして慢性腎不全で旅立った「ギンちゃん」の話。
ギンちゃんは保護した子猫の時から人馴れせず、動けなくなった最後にようやく触れたという。

もう一つは、ねこけんさんのブログで「まいこさん」の話。
やはり保護して以来何年も人馴れしてないのに、思い切って譲渡会に出してみた。
そこで奇跡的な出会いを果たし、同じ名前の里親さん候補の家へとトライアルに旅立った。
猫ちゃんも大変だろうけど、見守る人たちのやさしさがひしひしと伝わってくる記事でした。

ツインズことキー(上)とクウ

家庭内ノラと言えば、わが家にはクウとケン、店にはココがいます。
とりわけ大御所のクウは、この春で家庭内ノラ歴5年を迎えました。
今でも触るどころか、下手に手を出せばすかざず流血騒ぎです。
でもさすがに5年も一緒にいると、その目に敵意はありません。
他の子たちと同じ、とても柔和な表情です。

家裏の寝床で幼少時代の冬を過ごし、親離れの直前に一家揃って保護しました。
家裏時代には迷子になったり、家に入ってからも2度の脱走や屋根に残されたり。
今思えば、人馴れしてない猫がよくぞ家に居残れたものだと思います。

オジンスリッパで遊ぶクウ (上はキー)

猫社会の中でも気を許せる相手は母親のリンと兄弟のキーしかいません。
家族以外で一緒にコタツに入れるのは、ちび太とシロキくらいのもの。
かつては他猫が怖くてトイレができず、粗相を繰り返して大問題に発展した。
当時リン一家が根城にしていた食器棚の上にトイレを設置してようやく解決。
リンとクウ専用だったこの「天空トイレ」は、今やニャーやちび太も使っています。

いつか抱いたり一緒に寝たり・・そんな思いはもう諦めました。
クウの幸せそうな姿を見ているだけで十分です。
ギンちゃんのように、最後になったら触れるのかもしれません。
もっとも、自分が看取る側だったらの話だけど。

よく似ている母親のリン(上)とクウ

クウにひとつ教わったこと。
クウは家庭内ノラだけど、一緒に暮らしていると他の子たちと何の違いもありません。
喜怒哀楽もあるし、怖かったり驚いたり寂しかったりもします。
ノラが見せる険しい表情は、人に慣れていないだけ。
写真に見るノラたちの表情は、家の子たちと何ら変わりはありません。
知り合う機会があったかないか。それだけの違いで、猫はみな同じなんです。
だから当家では、外の子も中の子たちと区別なくお世話しているのです。

追伸)
昨夜のことですが、クウの首輪が外れてしまいました。
さてどうやってつけ直すか。只今悩んでいる最中です。


お人形さんのようだったクウ (保護して数カ月の頃・再掲)

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シリーズ:猫と暮らすということは(現実的な話)・第二回

2023年04月13日 | 大家族の日常
今回は第二回として、お世話している猫たちにかかる経費の総額についてです。
前提を再掲します;
現在当家がお世話しているのは一見さんを除いて15匹の猫たち。
その内訳は、家の中10匹、家の外1匹、店の中外2匹、店の外2匹。(♂13♀2)
世話係は自分と妻の2人。(店の外2匹はモドキ、シンからモドキ、クロに変わりました。)

最近R&C株式会社 というところが、一緒に暮らす猫に関わる費用に関してのアンケート調査結果を公表しました。様々なニュースで報道されたので記憶にある方も多いと思います。ここでは、ちょっと意味不明な計算もあるけど全体としてまとまりのよいFinanncial Field(FF)の記事を下欄に添付しました。合わせて、毎年ペットフード協会が報告している猫の食費アンケート結果に関するFFの記事も添付しておきます。

これによると、猫ちゃん1匹にかかるひと月の経費はざっと14,000円。内訳は食費、医療費関係、冷暖房費がそれぞれ3,500円、トイレ関係2,000円、消耗品費が1,200円。この結果でひとつ注意しなければいけないのは、この調査が昨年来の猛烈な値上げラッシュ以前のものであることです。

チキンとケン

しかるにわが家の場合はどうか。
2021年 30,300円 (秋にケンを保護)
2022年 40,700円   (夏に一時コミケ保護、春にサビ、秋にシン現れ暮に消える)
2023年(1-3月)52,700円 (2022秋サクラ家外から中へ、ミー一時その後クロ現る)

これ、1匹当りじゃないです。全員ひと月の総額です。2022年を例にとると1匹当り2,700円。まあ、多頭化となれば1匹当りの経費が低くなるのはわかるけど、それにしても前述アンケート調査結果の何と1/5でした。ちなみに、わが家の冷暖房を純粋に猫たちのために使用するのは夜間(2時~6時)くらい。今年はそれに保護部屋終日分があります(サクラ用)。合わせて季節的に4,000円/月くらいでしょうか。店ではもともと冷暖房が必要で、それにココレオが便乗している形です。

トイレ用品費用(ひと月7,500円くらい)と医療費はかなり少ないです。トイレは家に7ヶ所店に1ヶ所。軒下の外トイレは天然仕様の造作品に変えた。通院は第一回で述べたように昨年は8回のみ。年費用64,000円でひと月1匹当りだと450円足らず。いい悪いは別にして、当家では定期健康診断もワクチン接種も行っておりません。ただ不妊手術候補者は沢山いて、特にココ、ケン、サクラは急ぎたい。

シロキ

問題は食費。
もともと20,000円強/月だったのが今年になって40,000円/月と倍増しています。(1匹当り1,300円から2,700円。)昨今の大幅な値上げのせいもあるが、カリカリをよく食べていた猫たちがウェット中心になり、ウェットを総合栄養食中心に変えたための(グレード)アップによるものです。サクラなどは水代わりにモンペチスープを飲み、食べるのはシーバのみという(介護食と言うよりは)美食家ぶり。

総額も食費も、アンケート結果から見ると遙かに低い当家の猫費用ですが、それでも数が多いので総額で年間50万円ほどかかっており、昨今の値上げブームや猫年齢が上がればさらに増額することは必至。今はわずかですが給与所得があるからまだいいけど、早期退職した身としては年金だけになればやはりきつい。如何に猫たちの健康を阻害せずに安く仕上げるか。知恵の絞りどころです。

第三回は、猫たちの食生活について考察を続けます。

猫たち(ポニー、ニャー、キー、リン、チキン)

参考;

シリーズ過去記事一覧
第一回 猫たちに費やす時間 2023.2.21


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ハゲハゲちび太

2023年04月12日 | ちび太
なんて揶揄してる場合じゃなかった。
果たしてストレスは緩和したのか。
毛は生えつつあるのか。

ちょっと不機嫌そうなちび太

見た目ではわかりません。
相変わらずケンを追うのにご執心。でもケンの方が大分慣れた。
追い詰めちゃっても、ただ見てるだけで接触するわけじゃないし。
ケンが動くのを待ってる感じ。

お腹はこんな感じ

ニャーにオジン部屋を譲ってもらって、甘える時間もしっかり確保。
今のちび太に不都合はないように思えます。
時折寂し気な声を発して誰もいない部屋を徘徊する。特に夜寝静まったりすると多くなる。
分離不安? 昔からのことだけど、何の合図なのかがわからない。

大股開きで腿の内側を舐めてる最中

毛の抜け方が不均一なので、やはり皮膚病ではなく舐め取ったのだと思います。
つんつるではなくて産毛はあるのだけど、それがなかなか伸びて来ない。
もともとちび太は舐めるの大好き猫。
トースターやレンジの裏は昔からかなり激しく舐めまくっていた。
それが自分の身体に向かってしまったのだろうか。


無残な後足;一部の毛がみすぼらしく残ってます

ひとつ救いなのは、これから暑くなってくること。
換毛期を経て夏用の毛は、もう要らない?
あっ、冗談です。
どうも保護者の真剣味が足りないのが最大の原因だったりして。
なんて言いたくなるくらい、当のちび太は元気です。


1年前のちび太の雄姿 (再掲)

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孤高の猫と仲間たち

2023年04月09日 | ニャー
「孤高の猫」「先逃げのニャー」・・・店時代のニャーの異名です。
他猫よりも保護者との蜜月を尊び、他猫来れば相手より先に察知して鉢合わせ(喧嘩)を避ける。
保護者を愛し猫とは組まない平和主義者、それがニャーでした。
でも、わが家に来てからのニャーは変わった。

この家はニャーにとって保護者との蜜月の場所、だから守らねば。
後から来たみう、リン、クウ、シロキ・・、邪魔者を排除しようと頑張った。
ニャーは周囲から怖れられ、いつしかわが家猫社会の頂点に立っていた。
それが保護者(オジン)の印象を悪くし、「孤高の猫」は「孤独な猫」に変わった。
ニャーの孤独がわかっていたのに、真に目が覚めるまで3年もかかった保護者。
多頭社会の中で蜜月とはいかなくても、それからはさらに信頼関係を深めていった。

最近のニャーは眼光も和らいで (えっ、まだ鋭い?)

保護者が変わればニャーも変わる。
周囲から怖れられていた孤高の猫は、いつしか猫社会を受け入れていた。
ちび太に愛されキーに頼られ、チキンやポニーの遊び相手として追われる立場になった。
そんなニャーの拠り所は、オジンです。
居場所を奪われたりトイレを邪魔されたり、そんな時に手を差し伸べるのもオジンの役目。
そんなニャーとオジンの関係が、他の猫たちの間にも浸透していったのです。

「ニャーのオジン」「オジンのニャー」 保護者は念仏のように口ずさむ。
自分がニャーにしてしまった過ちを決して忘れることのないように。
同じことを、2度と繰り返すことのないように。

相変わらず箱寝大好き

わが家の猫社会でニャーの次に存在感のあるちび太。
保護者には根っからの甘えん坊なれど、はにかみ屋で他猫がいると甘えられない。
昨年、ニャーはそのちび太にオジン部屋を譲った(奪われた)。
オジン部屋はちび太の根城になり、保護者に思い切り甘えられる場所となった。
ニャーは、またひとつ居場所を失った。

リビングでもどこでも、ニャーが開発した居場所は常に他猫に狙われる(真似される)。
最近はとうとう居場所がなくなり、ホカペの中央にポツンといることが多くなった。
そして、保護者(オジン)の横くっついて来たり膝の上に乗ってきたり。
蜜月とはいえ、べったりした関係を嫌うニャーには考えられなかった行動だ。
そんなニャーの変化を、むしろ歓迎している自分なのでした。
今ではいつの間にか、ニャーの周りで他の猫たちが安心して寝ています。

オジンくっつきは他の猫にも遠慮して

そんな状況下で先日、久々に起こった大勃発。
そのとき夫婦はリビングで夕飯の最中でした。
隣のキッチンで、2匹の猫の取っ組み合いが始まった。
一見して最近追いつ追われつの新コンビ、ポニーとケンだと思った。
「こらこら、」声をかけたが治まるどころか逆に激しくなる。
時間にして5,6秒、いやもっと長いか。かなり長く感じた。
ガルルルッ! と凄まじい声。これはじゃれ合いじゃない、本気の喧嘩だ。

こんな場所でも落ち着けます

ふと見ると、ポニーが横にいた。・・え? あれはニャーとケン?
慌てて足音を立ててキッチンに向かうと、2匹は廊下方面に逃げた。その後を追う。
ケンはおそらく階段を駆け上がって2階のベット下だ。
ニャーは? 廊下を一周してリビングの棚上にいた。
縮こまって身構えるニャーの全身の毛が、小刻みに逆立っていた。
それはかつての、折檻に怯えるニャーの姿。脳裏に暗黒の時代が蘇る。
やばい! ニャー、そうじゃないよ。お前のことが心配だったんだよ。
やさしく声をかけて食卓に戻ると、ニャーもいつものニャーに戻っていた。

オジンやオバンと外にいるのが大好き

ケンは一見何ともなさそうだったけど、ニャーは頭の後ろに深傷を負いました。
どっちが仕掛けたのかはわかりません。
でもニャーがトイレに行く途中の廊下にいつもケンがいて、
ニャーが困ったり諦めたり、不穏な雰囲気になることも度々あった。
かつてのクウやリンと同じで、ケンの強すぎる警戒心がニャーを刺激するのです。
ただ普段は、良好とは言えないまでも何事もない2匹。
そのときもその後はいつもと変わりませんでした。
ケンに限らずですが、ニャーは保護者にとって特別な猫なんだと覚えてもらおうと思っています。

猫たちの中央でくつろぐニャー

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真っ黒クロちゃん

2023年04月07日 | その他・一見さん
ブログ村の参加カテゴリーを変更しました

春は新猫の季節。ここ数年は誰も来なかったけど、今年は2匹目が参上。
ミーに続く2番手は黒猫ちゃんです。
黒猫は初めてだけど、あの魔女の宅急便のジジそっくり。
ただ、シッポはジジとちがって玉シッポ。


この子は1才くらいだろうか。
人を見れば逃げるけど、慌ててという感じでもない。
捨てられたか脱走したか、あるいは今まで食べ物をくれる誰かがいた感じ。
まあ、そうでもないとこの冬を越せなかったろうけど。



クロちゃんは新参さんの例に漏れずで大変な大食漢。
あのミーと同じで、一度に160gの缶詰2缶は平らげます。(いや、もっとかな。)
カリカリをあまり食べないところも似ている。(缶詰は総合栄養食。)
もう少し前から気配はあったけど、初めてカメラに納まったのは1週間前。
夕方になると顔を出して店に滞在しているようだ。
不思議なことに、これまでココレオと鉢合わせしたことはありません。



ただ、騒動はありました。
誰もいない事務所に入り込んでいたのです。
妻が戻った時、出口(ココレオ用に開けたドアの隙間)がわからず大パニックに。
30秒ほど大暴れしてようやく隙間から飛び出していったそうな。
その日と次の日は来ませんでした。

でも、その次の日にやって来た。
あの騒動以来、時間帯が遅くなって夜になるとやって来ます。
まあ、店としてはココレオとの時間差でその方が助かる。
モドキとは一度ニアミス。何も起こりませんでした。
さて、黒猫のクロちゃん、当面はこのまま見守ろうと思います。


黒猫ちゃんは、みな目がまん丸でかわいいね

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