自分は猫ブログを書いてますが、読むのも好きで時間さへあれば見ています。
今朝はふたつのブログで"家庭内ノラ"の話を読みました。
ひとつは14才にして慢性腎不全で旅立った「ギンちゃん」の話。
ギンちゃんは保護した子猫の時から人馴れせず、動けなくなった最後にようやく触れたという。
もう一つは、ねこけんさんのブログで「まいこさん」の話。
やはり保護して以来何年も人馴れしてないのに、思い切って譲渡会に出してみた。
そこで奇跡的な出会いを果たし、同じ名前の里親さん候補の家へとトライアルに旅立った。
猫ちゃんも大変だろうけど、見守る人たちのやさしさがひしひしと伝わってくる記事でした。
ツインズことキー(上)とクウ
家庭内ノラと言えば、わが家にはクウとケン、店にはココがいます。
とりわけ大御所のクウは、この春で家庭内ノラ歴5年を迎えました。
今でも触るどころか、下手に手を出せばすかざず流血騒ぎです。
でもさすがに5年も一緒にいると、その目に敵意はありません。
他の子たちと同じ、とても柔和な表情です。
家裏の寝床で幼少時代の冬を過ごし、親離れの直前に一家揃って保護しました。
家裏時代には迷子になったり、家に入ってからも2度の脱走や屋根に残されたり。
今思えば、人馴れしてない猫がよくぞ家に居残れたものだと思います。
オジンスリッパで遊ぶクウ (上はキー)
猫社会の中でも気を許せる相手は母親のリンと兄弟のキーしかいません。
家族以外で一緒にコタツに入れるのは、ちび太とシロキくらいのもの。
かつては他猫が怖くてトイレができず、粗相を繰り返して大問題に発展した。
当時リン一家が根城にしていた食器棚の上にトイレを設置してようやく解決。
リンとクウ専用だったこの「天空トイレ」は、今やニャーやちび太も使っています。
いつか抱いたり一緒に寝たり・・そんな思いはもう諦めました。
クウの幸せそうな姿を見ているだけで十分です。
ギンちゃんのように、最後になったら触れるのかもしれません。
もっとも、自分が看取る側だったらの話だけど。
よく似ている母親のリン(上)とクウ
クウにひとつ教わったこと。
クウは家庭内ノラだけど、一緒に暮らしていると他の子たちと何の違いもありません。
喜怒哀楽もあるし、怖かったり驚いたり寂しかったりもします。
ノラが見せる険しい表情は、人に慣れていないだけ。
写真に見るノラたちの表情は、家の子たちと何ら変わりはありません。
知り合う機会があったかないか。それだけの違いで、猫はみな同じなんです。
だから当家では、外の子も中の子たちと区別なくお世話しているのです。
追伸)
昨夜のことですが、クウの首輪が外れてしまいました。
さてどうやってつけ直すか。只今悩んでいる最中です。
お人形さんのようだったクウ (保護して数カ月の頃・再掲)