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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

笑酔亭梅寿謎解噺 5 ハナシはつきぬ!

2014年01月01日 17時18分08秒 | 読書事
田中啓文さんです。

笑酔亭梅寿謎解噺シリーズの最終巻です。

が、

笑酔亭梅寿さんの謎解きは1~2巻で終了しています。

後の巻は、上方落語界の話と竜二さんを絡めた人情噺です。

が、

面白いです。

今の、お笑いに対する批評も絡めて、物語としてきちんと完成しています。

このシリーズは最終巻ですが、今後は

笑酔亭梅駆・人情噺シリーズを期待してます。

ネジ式ザゼツキー

2014年01月01日 16時38分40秒 | 読書事
島田荘司さんです。

ネジ式とくれば、つげ義春さんの「ねじ式」が真っ先に思い浮かべられます。

が。

私は「ねじ式」を読んだことがありません。

なので或る意味、素で、読めました。

内容は、

或る記憶喪失者の著書「タンジール蜜柑共和国への帰還」に込められた謎。その物語の中の現実を1970年代の世相と合わせて描く脳科学ミステリです。

島田荘司さんには、

占星術殺人事件で心酔し、

御手洗シリーズで感心し。

切り裂きジャック100年の孤独では驚愕しました。

数々の作品で、うまい、と唸らせる作家さんでした。

魔人の遊戯にしても、お話の終りの形を元に、そこから話をふくらませて、一番の奇想を物語の初めに持ってくる。

魔人や切り裂きでは、私個人としては非常に爽快感があったのですが、ネジ式はちょっといただけない。

1.物語の作者は体験以外のフィクションは物語に描けない、と文中でも述べられているが、「アレ」は強く心に突き刺さったとしても体験ではない。

2.蜜柑共和国の美味しいところしか、推理に利用されていない。LEDの眼はどうなるの?

3.いくら、積年の反省の念があったとしても、27年も経ってから殺人犯として外国の刑を受ける(日本の法律だと)という事態に現実性を感じない。



期待して読んだ割には残念でした。

謹賀新年

2014年01月01日 14時42分57秒 | 会社事
新しい年を迎え、現在、深く静かに生存中。

傍らには、

発泡葡萄酒。
プロセスチーズ
チョコレート
納豆

という、豪華ラインアップです。

今年も死なないぞ!