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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

キス

2014年01月24日 00時00分25秒 | 読書事
久しぶりです。

西澤保彦さんです。

やっぱり、西澤さんと言えば、

匠千暁(タック&タカチ)シリーズ

チョーモンインシリーズ

腕貫探偵シリーズ

シリーズ外でも、

買いたい署員(面白い誤変換なのであえて残しました)・七回死んだ男・瞬間移動死体・方舟は冬の国へ

などなど、変わった作風が魅力。

今回の本は帯に

「こんなにHで大丈夫!?」
「エロスと笑いのハーモニー」

などの煽情句が並ぶなど、私にとっては初の本格エロ西澤作品です。



結論。

「終わったな」

「チョーモンイン」後半以降から、

「本格」では無くなり、ロジカルな面白さの追求度合いが減少していきました。

読んでいて、鬱に入るのか?って思えるほど、

「小説内」の明るさ・たのしさが激減していきました(私の感想)。



長くなりましたが

今作は、森奈津子さんの為の本だったんですね。

森奈津子さんは知りませんが。

「なつこ、孤島に囚われ」は読んだ筈ですが…。

評価(米澤さんの氷菓?)を下すとしたら、

45点。

実績も力量もある(「腕貫」シリーズはこの後)のに。

とにかく「回収しない」小説は嫌いです。