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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

SRO5 ボディーファーム

2016年10月20日 01時31分55秒 | 読書事
富樫倫太郎さんです。

シリーズ5作目です。

本性を隠し潜伏生活を送っていた「最凶の殺人鬼」近藤房子が、再び動き出した。巧みに変装しながら捜査の目をかいくぐり、残虐な殺人を繰り返す。焦った警視庁上層部は、房子が執着するSRO副室長の芝原麗子を囮に逮捕せよと、室長の山根新九郎に迫るのだが――。文庫書き下ろしシリーズ第五弾。  by Amazon



微妙である。

房子さんは3作めでコミカルキャラになっているが、さらに増量。

ぼうやさんが登場した時には絶対に、

「通称と、苗字の聞き違いで何か重大なことが起きる、または、何かの判定の証明に使われる」

って思ったんだが。

それよりも、山根さんのお見合い相手はあらゆる面で怪しすぎ。

表題の「ボディファーム」は無理がありすぎだと思う。

いちいちそこまで行くのに費やす費用や時間を考えると、東京で仕事なんかしていられないでしょ。

何よりも大切なのものなんだから、元雄頻繁に接触できる場所に作らないと。

だって、

事件が判明する前の近藤家は、いつもは薬局を経営、土日はサッカーのクラブの世話で大忙し。

獲物が得られたらできる限り、いたぶりつくし(長いと数か月)ているんだから。

「あそこ」に行く時間的な余裕なんか一切ない。

でも作品としては「警察小説」でも「探偵小説でもない。

近いのは、バイオレンスサスペンスアクションかな。

矛盾や考証ダメダメな部分は軽くスルーして面白く読めました。