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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件

2014年01月13日 09時01分59秒 | 読書事
七尾与史さんです。

以前から気になっていたのですが、やっと安価購入できた。

1年ほど前から、高額な借金の返済に生活態度をシフトし始めた。

以前は本と漫画とCDは気に入ったら買うというスタイルだったのですが、今は、本当に読みたいものしか定価では買わない。



連続放火殺人事件が起こるが、殺される人の繋がり=動機が見えてこない。

本部からやってきた「別嬪」な黒井マヤと平警官の代官山が事件を追う。

猟奇好みのマヤに振り回されながら、事件は解決するのか?



サブタイトルが

「風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件」

で、

「死亡フラグが立ちました」の時の副題も、内容を綿密に示していました。

七尾さんは「曲者」の作家さんなのでちょっとくらいの破たんや、強引な論理、こじ付け、ご都合主義なのは、よしとします。

読後にどれだけの、満足感が得られるかが作家さんの評価です。

合格点の71点。

記録・報告

2014年01月10日 02時09分19秒 | 思考事
私は、東京都23区に在住する者です。



先ほど=1月9日夜8時過ぎ。



今季初の雪に遭遇。



記録しておきます。

リターナー

2014年01月10日 01時09分21秒 | 映像事
金城武さん主演のアクションSF(?)です。

DVDで観ました。

最初。

ネットで周回していたら「鈴木杏」さんが引っかかり。

'97年のフジテレビ深夜枠の「3番テーブルの客」で「鈴木杏」さんの名前を記憶しました。

当時は鈴木杏樹さんという奇麗めな女優さんが跋扈していた時期でした。

杏さんは、当時は小学生で3~5年生くらいだった筈です。



で、もって。

杏さんの出ているdvdを発見して、Amazonで温めていたら、1000円以下で購入出来ました。



DVDの装丁も含めて、金城さんメインのフィルムノワール、アクション全開のカタルシスものと、思っていたら…。









スティーブン・スピルバーグの「E.T.」でした。






しかも、日本風に味付けした、21世紀ものとは思えない…。

岸谷さんは良いのだけど、「E.T.」にはそぐわない。

鈴木の杏さんも現在の活躍を考えたら、仕方なし。

演技はうまいけど、作品的にはどうでもいい。

結局、役者は、よっぽどでないと、監督・作品によってのみ評価されちゃうんだね。





アクションもいまいち。

暗黒街ものかと思いきやSF風の味付けだし。

金城さんの物語上の位置づけって言うか、立ち位置が全然伝わってこないし。



12年の時が過ぎて。

リターナーの出演陣で、今、引っ張りだこなのは、誰もいない。

それが、この作品の評価だと思う。

岸辺露伴は動かない

2014年01月09日 21時28分20秒 | 漫画事
荒木飛呂彦さんです。

JOJOの外伝で岸辺露伴がフューチャーされています。

内容は



「伝奇」



です。

伝奇って若い人には解らないかも知れないけど。

日本に昔からある、昔話や言い伝えに反映された規範に近いものだと私は考えます。

ここにある物語は伝奇ではないかも知れませんが、いろいろと教えてくれる話です。

キウイγは時計仕掛け

2014年01月09日 21時06分12秒 | 読書事
森博嗣さんです。

Gシリーズです。

もはや森さんは「私が読みたいもの」を書く著作者じゃないです。

が、

シリーズや短編集に

「西之園」「犀川」という符丁(笑 があると、森ファンは買ってしまうのです。

で、今作ですが、Gシリーズは、言ってみれば、





「燃え滓」





閑話休題

内容は学会の発表会がある大学で学長が殺される。

また、翌日には、運営責任の教授が殺される。

犀川と西之園の華麗(?)な推理とともに物語は終焉する。





謎の拡げ方は良し。

S&Mの出演や好し。

加部谷&雨宮の進行は佳し。



でもね。

Gは、拡げた謎を収拾しないのが特徴。

確かに、現実世界ではそう。

すべてに関わる謎なんかは現実には起きないって。

わかる。

わかるけど、小説なんだから少しは回収してくれよ。

探偵・花咲太郎は閃かない

2014年01月09日 17時05分46秒 | 読書事
入間人間さんです。

ちょっとだけ警戒した。

でも、読む本も少ないし、105円だったから、いいや。



結果。

私の読みたい本はこれではない。

文章に独特の形容表現があり、それが肌に合わない。

設定自体は好感が持てるし、展開しようのある構成。

推理はショートカットして、いること自体には文句はないが(鯨統一郎好きには問題なし)、結末というものがないままなのは、ちょっと、ね?

そういった世界観で作家されているようなので、2読はありません。

ターニング・ポイント

2014年01月09日 00時09分51秒 | 読書事
渡辺容子さんです。

以前

「左手に告げるなかれ」

「無制限」

「流さるる石のごとく」

なども読んでいました。

今作は、保安士の八木薔子さんのその後を描く短編集です。

最後の「バックステージ」はやり過ぎでちょっと嘘くさい。

渡辺さんの文章は、読みやすく、人物の描き分けや人物設定も上手く、好きです。

次は、

「エグゼクティブ・プロテクション」を読めばいいかな?

空耳が聞こえる。

2014年01月08日 23時58分05秒 | 思考事
先日の居酒屋で。

私が入ってすぐに。

2個隣のカウンター席に座ったお一人様が、飲み物の追加オーダをしていた。





「バーボン……、瓶ビール水割りで」





一人かと思ったら二人なのか?

でも、






「ビールの水割り」





って?

てなことを思っていたら。



スタッフさんがオーダ品を持ってきて







「こちら、ジム・ビームの水割りです」






オーダーは

「バーボンの水割り、ジム・ビームの水割りで」

だったようです。

笑酔亭梅寿謎解噺 5 ハナシはつきぬ!

2014年01月01日 17時18分08秒 | 読書事
田中啓文さんです。

笑酔亭梅寿謎解噺シリーズの最終巻です。

が、

笑酔亭梅寿さんの謎解きは1~2巻で終了しています。

後の巻は、上方落語界の話と竜二さんを絡めた人情噺です。

が、

面白いです。

今の、お笑いに対する批評も絡めて、物語としてきちんと完成しています。

このシリーズは最終巻ですが、今後は

笑酔亭梅駆・人情噺シリーズを期待してます。

ネジ式ザゼツキー

2014年01月01日 16時38分40秒 | 読書事
島田荘司さんです。

ネジ式とくれば、つげ義春さんの「ねじ式」が真っ先に思い浮かべられます。

が。

私は「ねじ式」を読んだことがありません。

なので或る意味、素で、読めました。

内容は、

或る記憶喪失者の著書「タンジール蜜柑共和国への帰還」に込められた謎。その物語の中の現実を1970年代の世相と合わせて描く脳科学ミステリです。

島田荘司さんには、

占星術殺人事件で心酔し、

御手洗シリーズで感心し。

切り裂きジャック100年の孤独では驚愕しました。

数々の作品で、うまい、と唸らせる作家さんでした。

魔人の遊戯にしても、お話の終りの形を元に、そこから話をふくらませて、一番の奇想を物語の初めに持ってくる。

魔人や切り裂きでは、私個人としては非常に爽快感があったのですが、ネジ式はちょっといただけない。

1.物語の作者は体験以外のフィクションは物語に描けない、と文中でも述べられているが、「アレ」は強く心に突き刺さったとしても体験ではない。

2.蜜柑共和国の美味しいところしか、推理に利用されていない。LEDの眼はどうなるの?

3.いくら、積年の反省の念があったとしても、27年も経ってから殺人犯として外国の刑を受ける(日本の法律だと)という事態に現実性を感じない。



期待して読んだ割には残念でした。

謹賀新年

2014年01月01日 14時42分57秒 | 会社事
新しい年を迎え、現在、深く静かに生存中。

傍らには、

発泡葡萄酒。
プロセスチーズ
チョコレート
納豆

という、豪華ラインアップです。

今年も死なないぞ!