イタリア映画「海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~(Fuocoammare)」ロードショー開始(2017.2.11~)@渋谷東急Bunkamura他
2016年の難民映画祭でも上映され 本年度アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされている映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』が いよいよ2月11日(土/祝)よりBunkamuraル・シネマ ほかにて公開されます!
『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』の舞台は 難民危機の最前線である ランペドゥーサ島(Isola di Lampedusa) 自然の中で無邪気に遊ぶ少年サムエレの笑顔 過酷な海の旅を経て島にやって来た難民の涙...
ニュースでは描かれない複雑な世界を 美しく詩情溢れる映像と共に描かれるそれぞれのストーリーがドラマチックに伝える 静かな衝撃作です
<ストーリー>
地中海に浮かぶ小さな島に暮らす12歳の少年サムエレは、友達と手作りのパチンコで遊ぶのが大好きな どこにでもいる普通の子ども
だが彼が暮らすその島は 他とは違う
彼の島 ランペドゥーサ島は この数十年間アフリカや中東から船でやってくる移民や難民にとっての ヨーロッパの玄関口だ
平和と 自由で幸せな暮らしを求めて 命がけで海を渡る人々
しかしその過程で多くの人が命を落とす 日々この人道危機を目の当たりにしてきた島の日常に カメラは静かに寄り添う
前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』で2013年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞したジャンフランコ・ロージ監督が 次にカメラを向けたのはひとつの島だった
難民危機の最前線、ランペドゥーサ島
ある国際映画祭で上映する短編を撮影するために島に入ったロージ監督は ニュースでは描かれない複雑な世界を目の当たりにし たった数分の映画に収めることは不可能だと悟る
そして 島に暮らすたったひとりの医師から聞いた難民救援の現状や 少年サムエレとの出会いをきっかけに 『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』の製作を決意
島へ移り住み ランペドゥーサの人々と時を共有しながらゆっくりカメラを回し 島の“真の姿”を描き出した
自然の中で無邪気に遊ぶ少年サムエレの笑顔 過酷な海の旅を経て島にやって来た難民の涙
小さな島の中には死があり そして 生がある
美しく詩情溢れる映像と共に描かれるそれぞれのストーリーが ドラマチックに心を揺さぶる 静かな衝撃作
本作は2016年度のベルリン国際映画祭で金熊賞(グランプリ)を獲得
ロージ監督は、二作連続で世界三大映画祭の最高賞を受賞しただけでなく ベルリン ヴェネチアと ドキュメンタリー映画で初の最高賞を受賞するという快挙を成し遂げた
審査員長のメリル・ストリープは「現代を生きる私たちに必要な映画。この映画が世界中で公開されるためならどんなことでもする」と力強く本作を応援している
また 当時のイタリア首相マッテオ・レンツィも 2016年3月に行われた移民政策が議題のEU首脳会談にて 「人々を、数ではなく、ひとりひとりの人間として描いている。この映画を観たら、違った視点での議論ができるはず」と 本作のDVDを27人の全首脳に手渡したという
その後も 本作はアカデミー賞 外国語映画賞イタリア代表 ドキュメンタリー部門ショートリストと 2部門に選出 世界中の映画祭を席巻中だ
* * *
「船が浮いて見える」ほど、透明度の高いターコイズブルーの美しい海で有名なランペドゥーサ といえばやはり思い出しますね 「海と大陸/Terraferma」の映画... ここにも島に住む少年が出てきました
映画は現実を投影しています 現実の世界では今 信じられない暴挙がまかり通っており 無念です
映画は こちら
原題: fuocoammare *
*fuocoammare: 第二次世界大戦中、港に停泊していたイタリア軍のマッダレーナ号が連合軍に爆撃され、真っ暗闇の深夜だというのに海が真っ赤に燃え上がり、漁師は夜に漁へ出ることを恐れたという、島民に語りつがれる逸話から生まれた地元の伝統曲で ‟炎の海(Fire at sea)“の意。本作の原題である。
詳しくは こちら
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2016年の難民映画祭でも上映され 本年度アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされている映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』が いよいよ2月11日(土/祝)よりBunkamuraル・シネマ ほかにて公開されます!
『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』の舞台は 難民危機の最前線である ランペドゥーサ島(Isola di Lampedusa) 自然の中で無邪気に遊ぶ少年サムエレの笑顔 過酷な海の旅を経て島にやって来た難民の涙...
ニュースでは描かれない複雑な世界を 美しく詩情溢れる映像と共に描かれるそれぞれのストーリーがドラマチックに伝える 静かな衝撃作です
<ストーリー>
地中海に浮かぶ小さな島に暮らす12歳の少年サムエレは、友達と手作りのパチンコで遊ぶのが大好きな どこにでもいる普通の子ども
だが彼が暮らすその島は 他とは違う
彼の島 ランペドゥーサ島は この数十年間アフリカや中東から船でやってくる移民や難民にとっての ヨーロッパの玄関口だ
平和と 自由で幸せな暮らしを求めて 命がけで海を渡る人々
しかしその過程で多くの人が命を落とす 日々この人道危機を目の当たりにしてきた島の日常に カメラは静かに寄り添う
前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』で2013年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞したジャンフランコ・ロージ監督が 次にカメラを向けたのはひとつの島だった
難民危機の最前線、ランペドゥーサ島
ある国際映画祭で上映する短編を撮影するために島に入ったロージ監督は ニュースでは描かれない複雑な世界を目の当たりにし たった数分の映画に収めることは不可能だと悟る
そして 島に暮らすたったひとりの医師から聞いた難民救援の現状や 少年サムエレとの出会いをきっかけに 『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』の製作を決意
島へ移り住み ランペドゥーサの人々と時を共有しながらゆっくりカメラを回し 島の“真の姿”を描き出した
自然の中で無邪気に遊ぶ少年サムエレの笑顔 過酷な海の旅を経て島にやって来た難民の涙
小さな島の中には死があり そして 生がある
美しく詩情溢れる映像と共に描かれるそれぞれのストーリーが ドラマチックに心を揺さぶる 静かな衝撃作
本作は2016年度のベルリン国際映画祭で金熊賞(グランプリ)を獲得
ロージ監督は、二作連続で世界三大映画祭の最高賞を受賞しただけでなく ベルリン ヴェネチアと ドキュメンタリー映画で初の最高賞を受賞するという快挙を成し遂げた
審査員長のメリル・ストリープは「現代を生きる私たちに必要な映画。この映画が世界中で公開されるためならどんなことでもする」と力強く本作を応援している
また 当時のイタリア首相マッテオ・レンツィも 2016年3月に行われた移民政策が議題のEU首脳会談にて 「人々を、数ではなく、ひとりひとりの人間として描いている。この映画を観たら、違った視点での議論ができるはず」と 本作のDVDを27人の全首脳に手渡したという
その後も 本作はアカデミー賞 外国語映画賞イタリア代表 ドキュメンタリー部門ショートリストと 2部門に選出 世界中の映画祭を席巻中だ
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「船が浮いて見える」ほど、透明度の高いターコイズブルーの美しい海で有名なランペドゥーサ といえばやはり思い出しますね 「海と大陸/Terraferma」の映画... ここにも島に住む少年が出てきました
映画は現実を投影しています 現実の世界では今 信じられない暴挙がまかり通っており 無念です
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原題: fuocoammare *
*fuocoammare: 第二次世界大戦中、港に停泊していたイタリア軍のマッダレーナ号が連合軍に爆撃され、真っ暗闇の深夜だというのに海が真っ赤に燃え上がり、漁師は夜に漁へ出ることを恐れたという、島民に語りつがれる逸話から生まれた地元の伝統曲で ‟炎の海(Fire at sea)“の意。本作の原題である。
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